日本最古の鉄製レールも展示…札幌で「北海道の鉄道 過去、現在、未来」展 11月25-26日

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「北海道における『鉄道』が果たしてきた役割やエピソードなどを、普段あまり『鉄道』に関心がない方、かかわりが少ない方にも、より身近に楽しく知っていただく」としているパネル展。
「北海道における『鉄道』が果たしてきた役割やエピソードなどを、普段あまり『鉄道』に関心がない方、かかわりが少ない方にも、より身近に楽しく知っていただく」としているパネル展。 全 1 枚 拡大写真

北海道鉄道観光資源研究会は11月25・26日、北海道庁赤れんが庁舎(札幌市中央区)の2階1号会議室で「北海道の鉄道 過去、現在、未来」展を開催する。開催時間は10時から18時(11月26日は16時)まで。

2018年の北海道150年事業の応援企画として行なわれる鉄道パネル展。北海道鉄道地図を交えて、「北海道が拓いた鉄道」「最盛期の鉄道」「転換期の鉄道」「そして未来の鉄道」という起承転結スタイルで、北海道の鉄道を紹介する。

また、日本で最古の鉄製レールとしている「茅沼炭鉱炭車レール」や、北海道の鉄道の歴史にちなんだ鉄道模型ジオラマ、北海道の鉄道関連「選奨土木遺産パネル」、711系電車のシートなども展示。合わせて、釧路市立博物館で開催され話題となっている「釧路・根室の簡易軌道」展も行なわれる。同展は札幌で初開催となる。

このうち、茅沼炭鉱炭車レールは、1872年の新橋~横浜間鉄道開業以前に北海道に存在していた、泊村の茅沼炭鉱の軌道で使用されていたもの。現在のレールのような高炭素鋼で造られたものではなく、木製のものに鉄を被せたような形となっていた。現在は岩内町郷土館に保存されているが、今回のパネル展のために特別展示される。

主催の北海道鉄道観光資源研究会は、北海道内の鉄道資源を活かして、観光振興や地域活性化を目指す取組みを行なっている任意団体で、2015年にはJR北海道711系電車の移設保存を実現。鉄道資源の利活用に取り組む団体への協力や、北海道内の鉄道遺構の調査研究といった活動も展開している。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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