11月23日から上下線とも通常ダイヤ…南海本線の男里川橋りょうが仮復旧

鉄道 企業動向
仮の橋脚が立ち上げられた南海本線の男里川橋りょう。11月23日から上下線とも通常ダイヤに戻る。
仮の橋脚が立ち上げられた南海本線の男里川橋りょう。11月23日から上下線とも通常ダイヤに戻る。 全 2 枚 拡大写真

南海電気鉄道は11月21日、男里川橋りょう(大阪府泉南市・阪南市)の仮復旧工事が完了したと発表した。これに伴い南海本線は、11月23日から上下線とも通常ダイヤによる運転を再開する。

男里川橋りょうは、南海本線の樽井~尾崎間にある全長約94mの橋りょう。上り線と下り線で橋りょうが分かれている。10月の台風21号の影響で下り線の橋脚が傾き、橋桁中央部の線路が沈み込んだ。この影響で南海本線は樽井~尾崎間が不通に。11月1日には上り線の橋りょうを上下線の列車が走る単線運転で再開したが、通常より運行本数を減らしている。

南海電鉄は、下り線の橋脚の前後左右に鋼杭を打ち込んで仮の橋脚を立ち上げ、橋桁を元の位置に戻す仮復旧工事を実施。再発防止策として全ての橋脚に傾斜計を取り付け、監視体制を強化した。男里川が増水した場合の運転規制値も見直した。今後はコンクリート構造の新しい橋脚を建設する本復旧工事を進め、2018年5月末までに完成させる。

南海本線は11月23日の初発から、上下線とも通常ダイヤでの運転を再開する予定。難波~和歌山市・和歌山港間の特急『サザン』の運転も再開される。JR線への振替輸送は11月22日限りで終了する。

《草町義和》

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