若者の車離れ対策は渋谷から?…シブヤスポーツカーフェス2017始まる

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『SHIBUYA SPORTS CAR FES 2017』オープニングイベント(テープカット)
『SHIBUYA SPORTS CAR FES 2017』オープニングイベント(テープカット) 全 25 枚 拡大写真

秋の代々木公園で何を感じる? TOYOTA GAZOO Racingの脇阪寿一アンバサダーが「東京・渋谷の若者が楽しんでいることが全国に広がる。車を、渋谷の若者が憧れる対象にしよう」と語った。

スポーツカーカルチャーを体感できる野外イベント『SHIBUYA SPORTS CAR FES 2017』(シブヤスポーツカーフェス2017)が24~25日の2日間、代々木公園けやき並木(東京都渋谷区)で開催される。主催は渋谷公園通商店街振興組合、協賛企業としてCARGUY、タミヤ、トヨタ自動車(TOYOTA GAZOO Racing)が参加。

24日のトークセッションには脇阪のほか、レーシングドライバーの中嶋一貴と小林可夢偉が登場。中嶋が「自分で操るスポーツカーは道具ではない。自分を表現できる」というと、小林も「スポーカーは会話ができる車。運転していると、この車はどう走ってほしいのか、と問いかける」という。脇阪は「スポーツカーに乗ると爽快になれるということが忘れられている」と惜しむ。

会場では、TOYOTA GAZOO Racingが企画・プロデュース、タミヤが監修した、シミュレーターとヘッドマウントディスプレイ、RCカーを使った新感覚のカーレース「Gravity Rally(グラビティ・ラリー)」が体験でき、トヨタ「GR」シリーズのスポーツカーや、CARGUYが集めたスポーツカーが展示されている。

さらに、実際にレースに参戦しているピットクルーやエンジニアがタイヤチェンジを行う「ピットクルーパフォーマンス」なども予定され、主催者では、見るだけでなく、聞く、触れる、乗る、といった五感を刺激しながらモータースポーツの楽しさや魅力を感じられるよう、イベントを企画した。

CARGUYの木村武史代表は「会場に原宿側から入ってくると、最初にタミヤのモデルがあって、GRのレーシングカーがあって、シミュレーターがあって、盛り上がってくる流れなんですね。そして最後に『いつかスーパーカー買いたいね』とオチがある」と笑う。

24日のオープニングセレモニーで渋谷公園通商店街振興組合の小松原一雄理事長は、「団塊世代の私は、子供の頃は車に乗ることが夢だった。免許を取れる年齢になると、すぐに鮫洲(運転免許試験場)で取った。若い頃には晴海の東京モーターショーに通った。その私がこういったイベントの主催者とは、夢のよう」と、自動車に対する“想い”を語った。

イベントはそういった、「スポーツカーカルチャーとして走りの面白さ、素晴らしさを日本、そして世界へ伝えていく」という“想い”を基に開催される。

その想いを発信する場所として渋谷が選ばれた。セレモニーで渋谷区の澤田伸副区長は「渋谷区は『ちがいをちからに変える街。渋谷区』を未来像として掲げ、ダイバーシティ(多様性)の推進など、様々な文化を発信している。渋谷から生まれるモータースポーツの文化を体感してほしい」と挨拶。

《高木啓》

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