函館市企業局交通部は11月21日、リニューアルした函館市電松風町・千代台各停留場の供用を、11月28日から開始すると発表した。
函館市電停留場のリニューアルは、函館市中心市街地活性化施策として行なわれているもので、五稜郭公園前停留場~函館駅前停留場間にある9停留場を順次、施工するとしている。その手始めとして、2014年11月には函館駅前停留場がリニューアルされている。
今回リニューアルされる停留場は、有効幅員が1.5mに拡大され、上屋に防風板を設置。バリアフリー基準に対応した手すり・ベンチ・スロープや大型案内掲示板も備える。また、照明灯がLED化され、スロープ部がロードヒーティング化される。
停留場の位置も変更され、松風町が仮停留場に隣接する形で対角状に、千代台が仮停留場から堀川町寄りに離れた箇所に対面状に設置される。
なお、函館市電では、谷地頭(やちがしら)停留場で折返し線の線路改修工事を行なう関係で、11月30日に十字街停留場~谷地頭停留場間が終日運休となり、市電と同じ時刻で代行バスが運行される。