国交省、車検に車載式故障診断機の活用を検討へ

自動車 社会 行政

国土交通省は、使用過程車の電子制御装置の機能を確認する手法として、自動車検査に車載式故障診断装置(OBD)の活用を検討する。

自動ブレーキや自動車線維持機能など、自動運転技術の普及・拡大に伴って自動車技術の電子化・高度化が急速に進展しており、今後も加速度的に拡大する見通し。自動運転技術は、高度・複雑なセンシング装置と電子制御装置で構成しているが、これらの装置が故障した場合、期待された機能が発揮されず、誤作動につながるおそれもある。これら装置の使用過程時の機能維持が安全上重要となっている。

国土交通省では、装置の適切な機能維持に向けて現在の測定機を中心とした検査に加えて、電子制御装置まで踏み込んだ機能確認手法の確立が必要と見ている。最近の自動車には、センサーなどの構成部品の異常を自己診断し記録するOBDが搭載されていることから、これらを自動車検査に活用することを検討する。

「車載式故障診断装置を活用した自動車検査制度のあり方検討会」を新設して、OBD検査の必要性、保安基準のあり方について検討する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「戻せばOK」は通用しない! 現代チューニングの合法ルールとは~カスタムHOW TO~
  2. 日産がエルグランドなど新型4車種投入へ…NISSAN START AGAIN
  3. 「カッコよくていい!」中国トヨタの新型5メートル級EVセダンに日本国内からも熱視線!
  4. ショッピングセンターに320台の名車・旧車が大集結…第5回昭和平成オールドカー展示会
  5. 「通勤とか買い物にちょうどよさそう」オシャレ系特定小型原付『ウォンキー』にSNSでは反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. AI家電を車内に搭載!? 日本導入予定の新型EV『PV5』が大胆なコンセプトカーに
  2. 【学生向け】人とくるまのテクノロジー展 2025 学生向けブース訪問ツアーを開催…トヨタ、ホンダ、矢崎総業、マーレのブースを訪問
  3. EVシフトの大減速、COP消滅の危機…2024年を振り返りこの先を考える 【池田直渡の着眼大局】
  4. 住友ゴム、タイヤ製造に水素活用…年間1000トンのCO2削減へ
  5. トヨタ「GRファクトリー」の意味…モータースポーツのクルマづくりを生産現場で実現【池田直渡の着眼大局】
ランキングをもっと見る