国交省、車検に車載式故障診断機の活用を検討へ

自動車 社会 行政

国土交通省は、使用過程車の電子制御装置の機能を確認する手法として、自動車検査に車載式故障診断装置(OBD)の活用を検討する。

自動ブレーキや自動車線維持機能など、自動運転技術の普及・拡大に伴って自動車技術の電子化・高度化が急速に進展しており、今後も加速度的に拡大する見通し。自動運転技術は、高度・複雑なセンシング装置と電子制御装置で構成しているが、これらの装置が故障した場合、期待された機能が発揮されず、誤作動につながるおそれもある。これら装置の使用過程時の機能維持が安全上重要となっている。

国土交通省では、装置の適切な機能維持に向けて現在の測定機を中心とした検査に加えて、電子制御装置まで踏み込んだ機能確認手法の確立が必要と見ている。最近の自動車には、センサーなどの構成部品の異常を自己診断し記録するOBDが搭載されていることから、これらを自動車検査に活用することを検討する。

「車載式故障診断装置を活用した自動車検査制度のあり方検討会」を新設して、OBD検査の必要性、保安基準のあり方について検討する。

《レスポンス編集部》

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