豊田自動織機、新型リーチタイプ電動フォークリフトなど発売

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新型リーチタイプ電動フォークリフト リノバ(1.5トン)
新型リーチタイプ電動フォークリフト リノバ(1.5トン) 全 1 枚 拡大写真

豊田自動織機・トヨタL&Fカンパニーは、新型リーチタイプ電動フォークリフト「リノバ」および自動運転タイプフォークリフト「リノバAGF」と、シンプル在庫管理システム「KEY SO-CO(キーソーコ)」を12月14日より発売した。

近年、eコマース市場の拡大に伴う大型物流倉庫の新設や労働者不足などを背景に、物流現場の効率化、自動化を実現するソリューションの需要が拡大。同社では、このようなニーズに対応するため、主に倉庫内で使用するフォークリフト2機種をモデルチェンジするとともに、在庫管理システムを新たに発売する。

リノバは、リーチタイプ電動フォークリフトで物流現場を革新(innovation)していくという想いを込めて、モデル名を一新し、「より長く、より安心に」をコンセプトに開発。1.5トン系機種で10%、2.5トン系機種で11%、3.0トン系機種で27%、稼動時間を向上したほか、車載充電器に独自開発のスマート充電機能を搭載し、バッテリー状態に応じた充電量を制御。バッテリーの長寿命化に貢献する。さらに、揚高・荷重センシング旋回速度制御を新規搭載するなど、安全機能を充実させた。

また、ランニングコストやメンテナンスコストを低減できるリチウムイオンバッテリータイプをオプション設定。さらに、IoTを活用した稼動管理システム「TOYOTA T_Site」もオプション設定し、フォークリフト作業の安全管理をサポートするとともに、これらのデータを活用することで、物流オペレーション改善に寄与する。

価格(税別)は1.5トン系が286万9000円、2.5トン系が374万7000円、3.0トン系が507万9000円。

自動運転タイプのリノバAGFは、安全性・使いやすさ・基本性能を大幅改良。物流現場の作業状況や目的にあわせて、有人・無人運転の切替えを可能とし、近年の自動化ニーズに応える商品とした。また、走行・荷役モータAC化により稼動時間を50%向上させたほか、前進速度、荷役速度等の改良によりサイクルタイムを15%短縮した。

積載トン数は3.0トン、価格(税別)はオープン。

KEY SO-COは、入荷から出庫までの在庫管理作業の効率化、品質向上を図るシンプル在庫管理システム。在庫管理システムを初めて使う人でも安心して使えるよう、初期設定・操作も容易で、必要機能を備えながらも導入しやすい価格に設定している。

価格(税別)はソフトウェアのみが98万円、ハードウェア込み(ソフトウェア保守(1年)、メイン機、ディスプレイ、UPS、プリンタ、ハンディ端末、アクセスポイント、初期設定作業を含む)が184万円。

《纐纈敏也@DAYS》

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