高崎~金沢間345.5kmを結ぶ北陸新幹線のうち、富山~金沢間で12月22日から携帯電話通信サービスの提供が始まる。JR西日本が12月20日発表した。
北陸新幹線は1997年、高崎~長野間が開業。2015年には長野~金沢間が延伸開業した。全線に渡りトンネルが多く、携帯電話を使えない場所が多い。JR東日本が運営する高崎~上越妙高間では、2016年6月から高崎~安中榛名間で携帯電話サービスの提供が始まった。安中榛名駅から上田駅の手前までは、本年度中のサービス開始を目指して工事中だ。
JR西日本が運営する上越妙高~金沢間は、12月22日の初列車から富山~金沢間で携帯電話通信サービスが提供される。北陸新幹線のJR西日本区間で携帯電話サービスが提供されるのは、これが初めてになる。
このほか、新親不知トンネル西側~黒部宇奈月温泉~富山間でも、本年度中に携帯電話サービスの提供が始まる予定だ。峰山トンネル西側~糸魚川~新親不知トンネル東側間でもサービス提供に向け対策工事が行われている。