ZF、自動運転向けプラットフォームをリンスピードの都市型モビリティへ提供

自動車 テクノロジー ITS
リンスピード社の都市型モビリティコンセプト「Snap」
リンスピード社の都市型モビリティコンセプト「Snap」 全 5 枚 拡大写真

ZFは12月21日、自動運転の電気自動車(EV)向け汎用プラットフォーム「インテリジェント・ダイナミック・ドライビングシャシ(IDDC)」をリンスピード社の都市型モビリティコンセプト「Snap」に提供を開始したと発表した。

【画像全5枚】

Snapは、24時間365日での連続運行を想定する、都市型モビリティコンセプト。無人で都市部を走行でき、「ポッド」と呼ばれる上部構造は、人やモノ用の可動式または固定式のキャビンで、ステアリングホイールは付いていない。Snapは、環境センサーやインテリジェントな制御ユニット、コネクテッドメカニカルシステムからなるIDDCを採用。車両が「見て、考えて、動かす」自動運転を実現する。

IDDCの中核的な要素は、モジュラー式のリアアクスルシステム「mSTARS」だ。最大切れ角14度のアクティブ・キネマティックス・コントロール(AKC)後輪操舵は、電動モーターとパワーエレクトロニクスを内蔵し、効率的に車両を駆動。低速走行が多い都市部カーシェアリングにおける耐久性も考慮し、出力は50kWに抑えている。またフロントアクスル「EasyTurn」は、改良型電動パワーステアリングによって最大75度のステアリング角を実現。リアのAKCと組み合わせることで、ほぼその場で旋回でき、混雑した都市中心部での利便性を高めている。

自動運転に欠かせないセンサー技術としては、都市部向けに設定したセンサークラスターを搭載。レーダーシステムおよびLiDAR技術、カメラシステムで構成され、明るさや気象条件にかかわらず、都市におけるほぼすべての標準速度で、車両の近くから遠くまで周囲360度の環境を検出できる。センサーなどから得たあらゆるデータは、NVIDIAと共同開発した中枢スーパーコンピューター「ZF ProAI」でリアルタイムに分析・処理し、アクチュエータに指示を出す。ZF ProAIは、あらゆる縦方向および横方向の制御機能に加え、垂直方向の制御機能もコントロール。AIとディープラーニング機能を駆使し、高度な自動運転を実現する。

《纐纈敏也@DAYS》

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