夜間の見通しが悪い堤防道路---追突事故で自転車の高齢男性が死亡

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川の堤防は洪水を防ぐためのものであり、ゆえにその上を通る道路には最低限の構造物しかない。ガードレールや道路照明も無く、昼間はともかくとして夜間の見通しは極めて悪い。事故はそんな道路で発生した。

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7日午後7時ごろ、岐阜県笠松町内の堤防道路を走行していた自転車に対し、後ろから進行してきたワゴン車が追突する事故が起きた。この事故で自転車に乗っていた高齢男性が死亡している。

岐阜県警・岐阜羽島署によると、現場は笠松町円城寺付近で片側1車線の直線区間。愛知県一宮市内に在住する80歳の男性が乗る自転車は車道を走行していたところ、後ろから進行してきたワゴン車に追突された。

追突によって自転車は転倒。男性は近くの病院へ収容されたが、頭部強打が原因でまもなく死亡した。クルマを運転していた各務原市内に在住する35歳の男性にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)容疑で事情を聞いている。

現場は道路照明が設置されておらず、夜間の見通しが非常に悪い区間。警察では前方不注視が事故につながったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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ガードレールが設置されておらず、暗くて見通しも悪いため、自転車は路肩ではなく、車道の中央寄りを走行していたとみられる。クルマ側がハイビームを適切に使用し、前方をしっかりと注視していれば防げたかもしれないが……。

《石田真一》

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