客を乗せて営業中のタクシーが横断の歩行者をひき逃げ

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交通量が昼夜を通して多い区間で、横断歩道を渡っていた男性がクルマにひき逃げされた。事故直後から「タクシーのようだった」という目撃情報が集り、これによってタクシー運転者が逮捕されている。

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14日午前2時ごろ、大阪府大阪市中央区内の国道25号(御堂筋)で、徒歩で横断歩道を渡っていた男性がタクシーにはねられる事故が起きた。男性は重傷を負ったが、タクシーは逃走。警察は後に運転者を逮捕している。

大阪府警・南署によると、現場は大阪市中央区心斎橋筋2丁目付近で側道を含めて6車線の一方通行路。交差点には横断歩道と信号機が設置されている。41歳の男性は徒歩で横断歩道を渡っていたところ、交差進行してきたタクシーにはねられた。

男性は腰の骨を折るなどの重傷を負ったが、タクシーはそのまま逃走。警察では目撃証言や現場周辺に設置されていた防犯カメラ映像から車両を特定し、住吉区内に在住する71歳の男が容疑に関与したものとして、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

現場は昼夜を通して交通量が非常に多い区間。事故を起こしたタクシーは営業中で客も乗せていた。警察の聴取に対し、逮捕された男は「タイヤを縁石に当てたか、落下物を踏んだ程度の衝撃しか感じなかった。人に当たったとは思わなかった」などと供述しているようだ。警察では事故当時の信号表示状況を含め、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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事故を起こした当時、タクシーは客を乗せての営業中だったという。運転者は「人に当たったとは思わなかった」と供述しているようだが、客としてはどうだったのだろうか。

《石田真一》

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