ダカールラリー2018、トヨタ車体が市販車部門5連覇…1台リタイヤも社員ドライバー初勝利

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
ダカールラリー2018、トヨタ車体が市販車部門5連覇…1台リタイヤも社員ドライバー初勝利
ダカールラリー2018、トヨタ車体が市販車部門5連覇…1台リタイヤも社員ドライバー初勝利 全 2 枚 拡大写真

トヨタ車体のラリーチーム「チームランドクルーザー・トヨタオートボデー(TLC)」は、1月6日から20日に開催された「ダカールラリー2018」に参戦し、市販車部門5連覇を達成した。

TLCは、ランドクルーザー200シリーズをベースとしたラリー仕様車2台で参戦。ガソリンクラス・ディーゼルクラスを含めた市販車部門で、328号車のクリスチャン・ラヴィエル/ナビ:ジャン・ピエール・ギャルサンはステージ4でリタイアとなったが、参戦3年目となる337号車の社員ドライバー三浦昴(あきら)/ナビ:ローラン・ロシトロイシターが優勝を飾った。

2018年大会に向けてTLCは、市販車部門4連覇を達成したチーム体制を継続し、過去に勝利経験がないペルーでの優勝を勝ち取るため、砂丘ステージでの走破性向上を重点にラリー車づくりを進めてきた。モロッコでのテストに加え、シルクウェイラリー、モロッコラリーといった2度にわたる実戦テストを重ね、マイナーチェンジを迎えたランドクルーザー200シリーズをベースとする新型ラリー車のパフォーマンスの向上を図った。

リマ(ペルー)をスタートし、難易度の高い砂丘越えなども手堅くクリアしたTLCの2台は、序盤から市販車部門1-2位を維持し、順調な滑り出し。しかし今年のコースはこれまでになく厳しく、順調に走行していた328号車がステージ4の終盤、冷却系のトラブルに見舞われリタイア。337号車も同日、トラブルに見舞われ、1時間以上のタイムロスを喫したものの、なんとか復帰し、328号車にかわり首位に立った。難易度高い砂丘や標高の高い山岳コース、寒暖差の中、途中体調不良になりながらも、337号車は冷静に走行し、完走率約55%という厳しい戦いの中、最後まで首位を維持。メカニックも含め、チーム一丸となって5連覇を達成した。

337号車の社員ドライバー三浦は戦いを振り返り「厳しい戦いでチームメイトがラリーを離れることになったのは残念だったが、ランドクルーザーという絆でチーム全員と、応援してくれた皆さんの力がひとつになり、5連覇と念願の自身初優勝という夢を実現できた」とコメントしている。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. いすゞ『ギガ』など大型・中型トラック1万6780台をリコール…シートサスペンション不具合
  2. ケーニグセグ、1625馬力の新型ハイパーカー『サダイアズ・スピア』発表
  3. 「クラシックmini」がレストモッドで蘇る! 限定生産で約1490万円から
  4. なぜ? 日産 リーフ 新型がクロスオーバーSUVに変身した理由
  5. 【マツダ CX-60 MHEV 新型試乗】買い時とグレードのチョイスに迷う存在…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
ランキングをもっと見る