路上に倒れていた男性をひき逃げ、防犯カメラ映像などから特定して逮捕

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酒を飲んだ後に帰宅していた男性は何らかの理由で車道に倒れこんだところ、進行してきたクルマにひき逃げされた。救護しようとしていた通行人の目撃証言と、現場近くに設置された防犯カメラ映像から車両を特定。容疑者を逮捕している。

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今月19日に兵庫県神戸市須磨区内で発生した死亡ひき逃げ事件について、兵庫県警は21日、同区内に在住する男を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。防犯カメラ映像などから特定したという。

兵庫県警・須磨署によると、問題の事故は2018年1月19日の午後8時45分ごろ発生している。神戸市須磨区白川台5丁目付近の市道(片側2車線の緩やかなカーブが連続する区間)で、車道部分に倒れていた70歳の男性に対し、進行してきた車両が衝突する事故が起きた。男性は近くの病院へ収容されたが、全身強打が原因でまもなく死亡している。

警察では現場周辺に設置されていた防犯カメラ映像を分析。目撃証言などと合わせて事故を起こしたとみられる車両を特定。同区内に在住する52歳の男が事故当時に運転していたものとして、この男を21日にひき逃げ容疑で逮捕した。

警察の聴取に対して男は「何かに乗り上げたと思ったが、人だとは思わなかった」などと供述しているようだ。死亡した男性は近所で酒を飲み、帰宅する途中だったとみられており、警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。

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死亡した男性が酒に酔い潰れたのか、それとも疾病などが理由で転倒したのかはわかっていない。「何か乗り上げたが、人だと思わなかった」という容疑者の言い訳は典型的なものだが、他の車両は回避していたようなので前方の注視が足りなかったということなのだろうか。

《石田真一》

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