三菱自動車は23日に、ベトナム社会主義共和国でミッドサイズSUV『アウトランダー』の現地生産を開始した。アウトランダーはビンズオン工場の主力生産車種として、ベトナム国内で販売していく。
記念式典を23日、ベトナムで車両の製造・販売を行っているミツビシ・モーターズ・ベトナム・カンパニー・リミテッド(MMV)のビンズオン工場(ベトナム南部。ホーチミン市に隣接するビンズオン省)で開催した。
MMVの堀之内兼一社長は、式典で「三菱自動車はベトナムで23年以上に渡って事業を営み、ビンズオン省にて工場を操業して20年以上が経過した。アウトランダーがベトナムを代表するクルマになって、自動車産業の育成に貢献できることを願う」と述べた。
ベトナムに現地生産のアウトランダーを投入することで、三菱自動車は、SUV市場が急成長するアセアン地域におけるプレゼンスの拡大を期待する。