方向転換しようとバックした軽乗用車、降車した高齢女性に衝突

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民家敷地内で方向転換していたクルマが、このクルマから降車したばかりの高齢女性に衝突した。女性はクルマに押し倒される状態となり、収容先の病院で死亡している。

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24日午後2時30分ごろ、鹿児島県曽於市内の民家敷地内で、方向転換のためにバックしていた軽乗用車が、車両後方に立っていた高齢女性に衝突する事故が起きた。女性は収容先の病院で死亡している。運転者も高齢女性だった。

鹿児島県警・曽於署によると、現場は曽於市財部町南俣付近。軽乗用車は方向転換するために市道へ隣接した民家敷地内でバックしていたところ、車両後方に立っていた86歳の女性に衝突した。

女性は転倒した際に全身を強打。近くの病院へ収容されたが、約3時間30分後に死亡した。クルマを運転していた77歳の女性にケガはなく、警察では自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)容疑で事情を聞いている。

死亡した女性は事故が起きた民家に住んでおり、事故を起こしたクルマで家に送られた直後だった。警察の聴取に対して運転者の女性は「後ろに立っていることにはまったく気がつかなかった」などと供述しているようだ。警察では安全確認の怠りがあったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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運転者は方向転換の際に後方の安全確認を怠ったまま、漫然とバックしたものとみられている。死亡した女性は事故を起こしたクルマで家に送られてきており、帰るのを見届けようとしていたのだろうか。

《石田真一》

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