踏切の先が凍結、勾配で滑走して逆戻り---特急列車と衝突

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踏切内で立ち往生というケースはよくあるが、この事故では踏切を越えた先の路面が凍結していたために前進できなくなり、勾配で滑走して踏切内に戻ってしまうという珍しいシチュエーションで発生している。

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24日午後2時30分ごろ、石川県金沢市内にあるIRいしかわ鉄道線の踏切で、踏切内に立ち往生していた大型トラックと、通過中の特急列車が衝突する事故が起きた。この事故で列車の乗客1人が軽傷を負っている。

石川県警・金沢東署によると、現場は金沢市百坂町付近(森本~東金沢駅間)にある踏切。警報機と遮断機が設置されている。トラックは踏切を越えたところで停車していたが、凍結路面でスリップして前進ができなくなって後退。踏切内で立ち往生する状態となっていたところ、通過してきた上り特急列車(和倉温泉発/金沢行き、6両編成)と衝突した。

この事故でトラックは中破したが、運転していた30歳代の男性にケガはなかった。列車の乗客乗員約40人のうち、客の30歳代女性が頚部の痛みを訴えて病院へ搬送されている。

踏切を越えた先の路面には緩やかな勾配があった。警察では路面凍結の状況など、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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立ち往生しているトラックを発見した列車側も非常ブレーキを使って減速していたが、直前での停止には間に合わず、30km/h程度の速度でぶつかってしまったようだ。

《石田真一》

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