SUBARU(スバル)は1月30日、2017年12月度および2017年暦年(1~12月)の生産・国内販売・輸出実績(速報)を発表した。
●世界生産台数、5.7%減の8万2130台で2か月連続マイナス 12月
12月の世界生産台数は前年同月比5.7%減の8万2130台、2か月連続のマイナスとなった。
国内生産は北米向けを中心に新型『XV』などが増加。同2.7%増の6万1560台、12月度新記録で2か月ぶりのプラスとなったが、海外生産は、『インプレッサ』の生産開始から1年が経過して新型車効果が落ち着いたこと、また前年は在庫充足のために『アウトバック』を大幅増産していたことから、同24.3%減の2万0570台で3か月ぶりのマイナスとなった。
国内販売は同9.9%減の1万1899台で、2か月連続のマイナス。登録車はインプレッサの新型車効果が一巡し、同6.7%減の9580台で2か月連続のマイナス。軽自動車も『ステラ』の減少などにより、同21.0%減の2319台で6か月連続のマイナスとなった。
輸出は同5.2%減の4万6856台で2か月ぶりのマイナス。北米向けを中心に新型XVが増加したものの、中国向けを中心に『フォレスター』、アウトバックが減少した。
●世界生産、6年連続で過去最高を更新 2017年
2017年の世界生産台数は前年比4.7%増の107万3057台で2年連続の100万台超えを達成、6年連続で過去最高を更新した。
国内生産は北米向けインプレッサ生産を米国に移管したことなどにより、同2.5%減の70万9643台で6年ぶりの前年割れとなったが、海外生産はインプレッサ生産開始が寄与し、同22.4%増の36万3414台と大幅増。過去最高の生産台数で4年連続のプラスとなった。
国内販売は同13.5%増の17万6737台で、4年ぶりのプラス。登録車は同18.2%増の14万4143台で3年ぶりのプラス、20年ぶりに暦年としての過去最高記録を更新した。軽自動車は『シフォン』導入により乗用系は増加したが、『サンバー』など商用系の減少をカバーできず、全体では減少。同3.5%減の3万2594台で、11年連続のマイナスとなった。
輸出は北米向けインプレッサの生産を米国に移管したことなどが影響し、同5.8%減の54万8839台。6年ぶりのマイナスとなった。