保守用工具がラジエターを破損…1月29日に発生したJR北海道の気動車冷却水漏れ

鉄道 テクノロジー
落下した工具(左)と破損したラジエター(右)。
落下した工具(左)と破損したラジエター(右)。 全 1 枚 拡大写真

JR北海道旭川支社は1月30日、旭川駅(旭川市)構内で発生した気動車のエンジン冷却水漏れ事故に関する調査結果を発表した。

この事故は、1月29日12時25分頃に発生したもので、関係者の調査によると、石北本線伊香牛駅(当麻町)構内で、旭川保線所上川保線管理室の社員が線路補修作業に使う保守用工具(長さ約1.5m、直径約35mm、重量約10.5kg)の運搬中に、1本を線路内に落下させていたことに気がつかず、その後に通過した札幌行きの特急『大雪2号』のラジエターを破損させたと推定している。

ラジエターは、エンジンを冷却するには欠かせない装置で、風を取り込んで内部に収められたエンジン冷却水を冷やす役割を果たしている。

この事故で、旭川発網走行き特急『大雪1号』と、網走発札幌行き特急『オホーツク4号』が全区間運休し、合計約400人に影響が出たという。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサス『ES』新型にも「Fスポーツ」設定か...これが市販型デザインだ!
  2. マツダの新型SUVが約250万円から!?「バグってる」「買わない理由がない」など驚きの声殺到
  3. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  4. 【スズキ クロスビー 改良新型】フルモデルチェンジ級進化の原点は「ハスラーとの差別化」だった
  5. BMWが機能向上、『2シリーズ』新色・『4シリーズ』照明強化・『5シリーズ』利便性アップ…今秋から欧州で
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る