テーマは「おもちゃ」…ローカル鉄道を「夢の路線」にするクラウドファンディングがスタート

鉄道 企業動向
「おもちゃ列車」に乗って「おもちゃ駅」へ行き、「おもちゃ美術館」を楽しむという三位一体のプロジェクト。
「おもちゃ列車」に乗って「おもちゃ駅」へ行き、「おもちゃ美術館」を楽しむという三位一体のプロジェクト。 全 1 枚 拡大写真

秋田県由利本荘市の羽後本荘駅と矢島駅を結ぶ鳥海山ろく線を運営する由利高原鉄道は、今年7月、沿線に誕生する「鳥海山 木のおもちゃ美術館」にちなんだプロジェクトを行なうためのインターネット募金(クラウドファンディング)を実施している。

「鳥海山 木のおもちゃ美術館」は、東京都新宿区で認定NPO法人「芸術と遊び創造協会」が運営する「東京おもちゃ美術館」と連携。国の登録有形文化財である「旧鮎川小学校」の木造校舎を活用して、由利高原鉄道と鳥海山の自然が一体化した美術館として開設される。

開設に際しては、由利高原鉄道が最寄り駅となる鮎川駅を改装して「おもちゃ駅」として整備。あわせて、由利本荘市の負担により由利高原鉄道の車両を改装し、「おもちゃ列車」を運行することになっているが、今回は「おもちゃ駅」の整備に際して不足する300万円を、クラウドファンディングサイト「Ready for」を通して調達することになった。締切は4月24日23時。

由利高原鉄道では、このプロジェクトを通して、「いっぱい列車を楽しんだ子どもたちのワクワクを、そのまま美術館に運ぶために『おもちゃ駅』の整備を行い、市内の方々はもちろん、多くの観光客や、鉄道ファンにも愛される『夢の路線』の確立を行いたい」としている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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