【アウディ Q2 試乗】999cc、ばんざいと大声で言いふらしたくなる…岩貞るみこ

試乗記 輸入車
アウディQ2 1.0TFSI sport
アウディQ2 1.0TFSI sport 全 6 枚 拡大写真

エンジンの排気量が経済力を示し、大きさを追い求めた時代は、いまや旧石器時代並みの遠い昔である。技術進化と価値観の変化は常にアップデートしなければいけないけれど、アウディの、しかもSUVに1リットルのエンジンが搭載されるとは、ちょっと予想外に早い展開である。

【画像全6枚】

だって、1リットルといえば999ccである。ターボがついているからといって、1リットルに満たないエンジンって。期待と不安と、いくらなんでも1リットルでは厳しいんじゃないのというナナメの姿勢で乗り込んだものの、私の疑惑は最初の加速ですべて後方に吹っ飛んだ。

早い。いや、軽い。SUVの背が高くて重量感のあるボディをものともせず、飛ぶように加速していくのだ。アクセルをちょいっと踏むだけで得られるこの気持ちよさ。999cc、ばんざいと大声で言いふらしたくなる。

ただ、当然、弱点もある。それは、時速40~50kmくらいで街なかを一定速度で走るときだ。この速度域だとエンジン回転数は2000回転をきり、とたんにこもる。また、こもり音かと言われるかもしれないが、実際問題として、この速度域を多用するユーザー、たとえば郊外で生活し、信号が少ない道をこの速度域で、しかも長時間運転するようなパターンでは、かなり気になると思う。

ただ、日本にジャストフィットともいえるこのサイズ(全長4200×全幅1795mm)。四人乗っても十分な広さと走りの力強さ。荷物室も広い。そして、燃費もよく、自動車税も安い999ccのエンジン。この街なかのこもり音さえ気にならない使い方ができれば、絶対的にお勧めの一台である。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

岩貞るみこ|モータージャーナリスト/作家
イタリア在住経験があり、グローバルなユーザー視点から行政に対し積極的に発言を行っている。主にコンパクトカーを中心に取材するほか、最近は ノンフィクション作家として子供たちに命の尊さを伝える活動を行っている。レスポンスでは、アラフィー女性ユーザー視点でのインプレを執筆。9月よりコラム『岩貞るみこの人道車医』を連載。

《岩貞るみこ》

岩貞るみこ

岩貞るみこ|モータージャーナリスト/作家 イタリア在住経験があり、グローバルなユーザー視点から行政に対し積極的に発言を行っている。レスポンスでは、女性ユーザーの本音で語るインプレを執筆するほか、コラム『岩貞るみこの人道車医』を連載中。著書に「未来のクルマができるまで 世界初、水素で走る燃料電池自動車 MIRAI」「ハチ公物語」「命をつなげ!ドクターヘリ」ほか多数。2024年6月に最新刊「こちら、沖縄美ら海水族館 動物健康管理室。」を上梓(すべて講談社)。

+ 続きを読む

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 生活道路の法定速度が30km/hへ、9月1日から引き下げ---ここまで影響アリ
  2. 「出るのはいつ?」三菱『デリカD:6』にSNSでは期待の声!「パジェロか、デリカか」悩むユーザーも
  3. パジェロはシリーズで復活!! 小さな本格SUVとして『パジェロ イオ』が続く?
  4. 「車名が最高」スバルの新型フル電動3列シートSUV…口コミ記事ベスト5 2026年上期
  5. 【日産 キックス 新型試乗】まるでEVのように走る様は「見事」、あとは乗り心地だが…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 自動運転開発の分野で高まるNVIDIAとAWSの存在感、日本メーカーは中国のスピード感に対抗できるのか【AWS オートモーティブ AI イノベーション フォーラム】
  2. KYB、パワースポーツ車両向けEPSを米ポラリス社のオフロードビークルに展開
  3. AIDVの開発にもAIを活用、日産がプラットフォームをデモ…AWS Summit Japan 2026
  4. ブリヂストンとNXタイロジスティクス、使用済みタイヤの資源循環などで覚書締結
  5. ジョイフル本田、宇都宮店にソーラーカーポート設置…ホームセンター業界最大級の発電容量1126.4kW
ランキングをもっと見る