横断歩道を渡っていた高齢男性、はねられ死亡---歩行者側に信号看過の疑い

自動車 社会 社会

昼夜を通して交通量の多い、複数の車線がある道路で横断歩道を渡っていた高齢男性が自走式の大型クレーン車にはねられて死亡した。歩行者側に信号看過の疑いがあるという。

☆☆☆

5日午前7時40分ごろ、兵庫県神戸市中央区内の市道で、徒歩で横断歩道を渡っていた高齢男性に対し、交差進行してきた自走式の大型クレーン車が衝突する事故が起きた。男性は死亡。警察はクレーン車の運転者を逮捕している。

兵庫県警・葺合署によると、現場は神戸市中央区南本町通付近で、右折レーンを含めて片側4車線の直線区間。交差点には横断歩道と信号機が設置されている。73歳の男性は徒歩で横断歩道を渡り始めた直後、右方向から交差進行してきた自走式の大型クレーン車にはねられた。

男性は近くの病院へ収容されたが、全身強打でまもなく死亡。クレーン車を運転していた富山県高岡市内に在住する45歳の男にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)の現行犯で逮捕している。

現場は昼夜を通して交通量の多い区間。死亡した男性が赤信号を看過して車道に進出してきた疑いがあり、警察ではドライブレコーダー映像の分析を進めるなど、事故発生の経緯を詳しく調べている。

☆☆☆

事故を起こしたクレーン車は新車で、石川県への回送中に事故を起こしていた。
死亡した男性は横断開始直後にはねられたとみられており、信号看過や信号残り(信号が変わる直前での横断開始)での横断を視野に捜査しているようだ。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタとパナソニックの合弁、新型リチウムイオン電池生産開始…レクサス『RZ』やスバル『ソルテラ』に搭載
  2. 【スバル クロストレック S:HEV 新型試乗】ストロングハイブリッドになっちゃって大丈夫なの?…岩貞るみこ
  3. 日産の新型SUV『テクトン』、写真公開…2026年発売へ
  4. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  5. パイオニア、『プリウス』『ジムニー』『スペーシア』専用カーオーディオ取付キット3機種を発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る