送迎バスの現在位置がLINEで分かる「モークル」…ドラレコIoT

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送迎バス現在位置確認システム「モークル」
送迎バス現在位置確認システム「モークル」 全 5 枚 拡大写真

自動車整備、ドライブレコーダーの販売を行う恵那バッテリー電装(岐阜県中津川市)が開発し、2017年8月にサービスが開始された、『LINE(ライン)』を使用する送迎バス現在位置確認システム『モークル』の採用が広がっている。

モークルとは、スマートフォンのスマートフォンの無料通話アプリLINEのトーク画面上で、「今どこ?」をタップすると、バスの現在位置や速度、進行方向などの情報が2~3秒程度で返信される。返信された文字をタップすると地図上にバスの現在位置が表示される。利用者はバスの現在位置をほぼリアルタムで把握することができ、不安や不満を解消するとともに事故防止にも効果があるという。

操作はラインのトーク画面だけで完結し、利用者は新たに操作を覚える必要がない。専用のQRコードを読み取り、利用登録を完了すればすぐに使用できる。社員70名以上が登録した企業では、LINEの利用が多い20~30代の女性だけでなく、中高年男性でも使用しているという。

バスの位置情報を発信する車載器には、通信機能を内蔵したドライブレコーダーを採用している。

ドライブレコーダーは、バスの事故レベルの危険挙動を感知した場合に20秒間の映像を自動的にサーバに送信するる。これにより事故の状況を映像で確認することができ、迅速な対応を行うことも可能だ。さらに、ドライバーの急ブレーキ、急ハンドルなどの危険運転の傾向を分析して、事故を未然に防ぐことができるという。

恵那バッテリー電装では、送迎バスを自社で運行する企業が増えているなかで、今後も社員の負担軽減を目的や利用者へのサービス向上を目的に、モークルを導入する企業が増えることを予想、2017年度中に1000台の採用を見込む。また、他のバスロケーションシステムとも今後、提携していく予定だ。

《平川 亮》

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