路面凍結していた対面通行のトンネル内で正面衝突、6人が重軽傷

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発達した低気圧の影響により、悪天候が続く山形県。対面通行となっている東北中央自動車道のトンネル内で正面衝突事故が起きた。トンネル内の路面も凍結していたという。

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18日午後5時45分ごろ、山形県米沢市内の東北中央自動車道で、対面通行区間を走行していた軽乗用車が対向車線側へ逸脱し、対向してきた乗用車と正面衝突する事故が起きた。この事故で双方の6人が重軽傷を負っている。

山形県警・高速隊によると、現場は米沢市万世町梓山付近で片側1車線の対面通行区間。上下線は樹脂製ポールで区分されている。水窪第1トンネル(全長384m)内の上り線を走行していた軽乗用車が対向車線側へ逸脱。下り線を順走していた乗用車と正面衝突した。

衝突によって双方のクルマが中破。軽乗用車を運転していた東京都足立区内に在住する33歳の男性が頭部強打で意識不明の重体。同乗していた40歳の女性と子供3人が骨折や打撲などの重軽傷を負った。乗用車の運転者も打撲などの軽傷を負い。近くの病院へ収容されている。

事故当時、現場周辺の気温は氷点下となっており、トンネル内の路面も凍結していた。警察では凍結路でスリップしたことが事故につながったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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この日の東北中央自動車道では朝から悪天候を原因とする事故が相次いで発生していた。午前9時ごろには吹雪で視界が悪化していた高畠町内で車両16台が関係する多重衝突事故も起きている。トンネル内に雪が吹き込むことはないが、タイヤに付着していた雪が落ち、それが凍ってしまうことは珍しいことではない。

《石田真一》

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