宅配ロボットを物流支援ロボットがカルガモ追従、流通コスト削減に向けZMPが実証実験

自動車 テクノロジー 安全
キャリロデリバリーに追従するキャリロ
キャリロデリバリーに追従するキャリロ 全 3 枚 拡大写真

ZMPは2月21日、宅配ロボット「キャリロデリバリー」に物流支援ロボット「キャリロ」を追従走行させるカルガモ機能の実証実験を行ったことを発表した。

【画像全3枚】

ZMPは、自動車の自動運転開発で培った自律移動技術を応用し、歩道を自動移動する宅配ロボット「キャリロデリバリー」を開発。物流のラストワンマイルの課題解消や、日々の買い物を手助けすることを目指し、実証実験を進めている。宅配ボックスを搭載したキャリロデリバリーは、カメラやレーザセンサで周囲環境を360度認識しながら最大時速6kmで自動走行し、荷物を目的地へ運搬。また遠隔監視や必要に応じて遠隔操作も可能となっている。

今回の実証実験では、キャリロデリバリーにZMPの物流支援ロボット キャリロをカルガモ機能により追従させ、同社周辺1.2kmを走行した。キャリロは最大150kgの荷物を運搬でき、前のキャリロに自動追従するカルガモ機能を搭載。キャリロデリバリーにキャリロを追従させ隊列走行させることで、流通コストの削減が期待できる。

ZMPでは、キャリロデリバリーの製品化・サービス開始に向けて、今秋リリース予定の量産前モデルによるサービス実証実験を計画。参画する戦略的ビジネスパートナーの募集を開始している。スーパー、コンビニエンスストア、ドラッグストア、クリーニング、飲料メーカー、自動販売機メーカー、飲食店など、配達員の人手不足で課題を抱える事業者とともに実証実験を行い、サービス開始に向けた課題の抽出や有効性について検証を行う。なお、一業種につき一社との実証実験を想定し、一次締め切りを3月末として参加企業を募集している。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 大人の秘密基地のキャンピングカー提案、「TRIP BLACK EDITION」出展へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. 特装車メーカー「トノックス」、超小型モビリティ「クロスケ」など展示へ…ジャパンモビリティショー2025
  3. 新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…土曜ニュースランキング
  4. 「原付の新たな時代が来た!」ホンダの新基準原付『スーパーカブ』発表、SNSでの注目は「乗り心地」と「価格」
  5. 日産『ムラーノ』、「プロパイロット」搭載でハンズフリー運転が可能に…米2026年モデル
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る