ダイムラーは2月21日、メルセデスベンツ『アクトロス』のEVを、2021年から量産すると発表した。
アクトロスは、メルセデスベンツブランドの大型トラック。メルセデスベンツは乗用車だけでなく、商用車の分野においても、電動化を加速させていく。
アクトロスのEVは、『eアクトロス』と命名。リアアクスルのホイールハブの近くに2個のモーターを搭載。それぞれのモーターが、最大出力170hp、最大トルク49.5kgmを発生する。
バッテリーは、蓄電容量240kWhの大容量リチウムイオンバッテリーを2個搭載。1回の充電での航続は、最大200kmの性能を備えている。バッテリーの充電に要する時間は、3~11時間。
また、最大積載量は11.5トン。動力性能は、ディーゼルエンジン搭載モデルに匹敵するという。ダイムラーは量産に先駆けて、eアクトロスの試作車10台を2018年内に一部の顧客に引き渡し、試験運用を行う、としている。