前走する自転車をひき逃げ、周辺捜索で容疑者を逮捕

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路肩を走行していた自転車に対し、後ろから進行してきた乗用車が追突する事故が起きた。クルマは負傷者を放置して現場から逃走したが、警察は周辺捜索で容疑者を発見。逮捕している。

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長野県千曲市内の県道で発生した軽傷ひき逃げ事件について、長野県警は21日、上田市内に在住する男をひき逃げ容疑で逮捕した。事故直後の周辺捜索によって車両を発見したという。

長野県警・千曲署によると、問題の事故は20日の午後8時25分ごろ発生している。千曲市若宮付近の県道(片側1車線の直線区間)で、道路左側の路肩を走行していた自転車に対し、後ろから進行してきた乗用車が追突。自転車は転倒し、乗っていた17歳の男性が打撲などの軽傷を負ったが、クルマは男性を救護することなく現場から逃走した。

通報を受けた警察では軽傷ひき逃げ事件として捜査を開始。現場周辺での車両捜索を実施したところ、前部に衝突痕のある乗用車を発見。被害者の乗っていた自転車と衝突痕が合致したことから、運転していた上田市内に在住する22歳の男を21日に自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

現場は街灯が設置されていて、夜間でも見通しが比較的良い区間。警察の聴取に対して男は容疑への関与を大筋で認めており、警察では前方不注視が事故につながったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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現場は幅員が若干狭い区間となっており、自転車は車道寄りを走行していたとみられる。前方不注視だったはいえ、事故を起こした時点で被害者を救護していれば「ひき逃げ」の罪が加わることはなかったのだが……。

《石田真一》

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