交通違反の取締りを逃れようとした際に警官をひき逃げ、男を逮捕

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赤信号無視の違反取締りから逃れようと、その場から急発進した際に警官をひき逃げしたとして男が逮捕された。この事故で警官は重傷を負っているが、現時点で男の認否は明らかにされていない。

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愛知県名古屋市東区内で交通違反の取締りを行っていた警官をクルマではねて重傷を負わせ、そのまま逃走していたとして、愛知県警は27日、豊川市内に在住する男を公務執行妨害やひき逃げなどの容疑で逮捕した。

愛知県警・東署によると、問題の事件は2018年2月21日の午後3時40分ごろ発生している。名古屋市東区古出来2丁目付近の市道交差点で、軽乗用車が赤信号を無視して左折するのをパトロール中だった同署地域課に所属する41歳の男性巡査部長が発見。職務質問のために停止を指示した。

クルマは一旦は停止したものの、巡査部長が接近したところで急発進。巡査部長はクルマを避けようとした際に転倒し、左腕を骨折するなどの重傷を負ったが、クルマはそのまま走り去ったという。

警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始。目撃されたナンバーや、周辺に設置された防犯カメラ映像の分析から車種を特定し、豊川市内に在住する56歳の男が事件に関与したと判断。26日に公務執行妨害や傷害、道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

警察は現時点で男の認否を明らかにしていない。警察では巡査部長からも事情を聞き、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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現場は交通量が多い区間。青信号は矢印表示となっており、「初見だと誤認しやすい交差点」だという。信号無視(看過)による違反はともかくとして、職務質問を振り切って逃走で、しかも警官が負傷しているとなれば「悪質」とみなされても仕方ないのかもしれない。

《石田真一》

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