「青ガエル」最後の1両が再塗装を完了…熊本電鉄北熊本駅で展示 3月3日から

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再塗装が完了した5101A。
再塗装が完了した5101A。 全 1 枚 拡大写真

熊本県の熊本電気鉄道(熊本電鉄)は、3月3日から再塗装が完了した5000形5101Aを北熊本駅構内で展示する。

5101Aは、「青ガエル」のニックネームで親しまれていた元東京急行電鉄5000系で、1985年に熊本電鉄に入線し、同社5000形の1両となった。

入線後は両運転台化改造が行なわれ、1991年には、塗色をオリジナルのライトグリーンから、熊本電鉄色である水色に赤・青のラインが入ったカラーに変更。2004年にはATS(自動列車停止装置)を搭載したため、5101Aに改番され、塗色がライトグリーンに戻っている。

しかし、2015年に元東京地下鉄(東京メトロ)の01形が入線すると廃車対象となり、2016年2月に、5000形最後の1両として引退している。

その後、北熊本駅構内で動態保存されるようになったが、塗装の劣化が進んでいたことから、昨年、5000形の保存・維持を熊本電鉄と協働で行なっている鉄道マニアの有志が、インターネット募金(クラウドファンディング)による資金調達を実施し、506人から256万4161円を集めた。これを受けて12月から再塗装が行なわれ、今年2月17日に完了した。

展示は5月6日までの土・休日に実施され、5101Aはホームから見える位置に移動して留置される。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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