神戸電鉄三木駅が延焼被害…粟生線は運行本数を減らした臨時ダイヤで運行

鉄道 企業動向

3月4日18時頃、兵庫県の神戸電鉄粟生(あお)線三木駅(三木市)付近で火災が発生し、三木駅に延焼。同駅で列車交換ができない状態が続いている。

同日に行なわれた神戸電鉄からの発表によると、火災発生後、粟生線は志染(しじみ)駅(三木市)と小野駅(小野市)の間で運行を見合わせ、走行していた上り列車では三木駅で11人の乗客を、下り列車では三木上の丸(みきうえのまる)駅(三木市)で15人の乗客を降ろし、運行を打ち切った。18時40分頃、消防活動に伴なう停電のため、小野~粟生間で運行見合せとなった。

神戸電鉄は3月4日中の復旧は困難として、19時50分頃からJR粟生駅(小野市)とJR神戸駅(神戸市中央区)との間で振替輸送を、20時20分頃から志染~小野間でバスによる代行輸送、小野~粟生間でタクシーによる代行輸送をそれぞれ開始した。

怪我人はなかったが、三木駅が上りホームを使用しての1面1線状態となっていることから、粟生線は3月5日になっても通常ダイヤでの復旧が困難な状況にある。そのため、同日始発から新開地~粟生間で運行本数を減らし、志染~粟生間を朝夕ラッシュ時30~45分間隔で運行する臨時ダイヤを実施。JR粟生駅とJR神戸駅との間で振替輸送を続けている。通常ダイヤの復旧日時は未定としている。

三木駅は相対式ホーム2面2線の無人駅で、1938年1月に開業。今回の火災では下りホーム側の駅舎が全焼しており、3月4日23時10分頃に消し止められたという。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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