車両誘導の男性にクルマが衝突、さらに約2m転落して下敷きに---運転代行

自動車 社会 社会

駐車場内をバックで進行するクルマを誘導していた運転代行業の男性に対し、誘導中のクルマが衝突。クルマは男性を押し出しながら約2m下まで転落し、男性は下敷きとなって死亡している。

☆☆☆

3日午後10時ごろ、静岡県湖西市内の駐車場で、駐車スペースにバックで進入していた乗用車が後方で誘導の男性に衝突。この男性を押し出しながら約2m下に転落する事故が起きた。男性は死亡、クルマの運転者も重傷を負っている。

静岡県警・湖西署によると、現場は湖西市入出付近にある駐車場。70歳の男性は駐車スペースにバックで進入していた乗用車を後方から誘導していたが、クルマが突然加速。クルマは男性に衝突した後、男性を押し出すようにして約2m下まで転落した。

この事故で男性は転落してきたクルマの下敷きとなって全身を強打。近くの病院へ収容されたが、約2時間後に死亡した。転落によってクルマも中破し、運転していた24歳の男性も頭部強打などの重傷を負っている。

死亡した男性は運転代行業に従事しており、重傷を負った男性のクルマを現場となった駐車場まで送り届けていた。駐車場で運転を代わり、駐車スペースへの誘導中に事故に巻き込まれたものとみられている。

現場は夜間の見通しが極めて悪い場所。警察ではクルマの運転者が酒気帯び状態だった可能性が高いとみて、現場に居合わせた男性の同僚から当時の状況を聞くなど、事故発生の経緯を詳しく調べている。

☆☆☆

事故を起こしたクルマを運転していたのは「運転代行を依頼した客」であり、運転の代行を依頼したという経緯から「事故当時は酒に酔っていた(酒気帯び状態だった)」と考えられている。夜間の見通しが極めて悪い中を誘導していたようだが、ペダル踏み間違えが生じてしまったのだろうか。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ハイエースの牙城を崩すか、個性的デザインの「EVバン」が日本上陸…キア『PV5』発売は2026年春
  2. 日産の新型SUV『テクトン』、写真公開…2026年発売へ
  3. マツダの新型SUVが約250万円から!?「バグってる」「買わない理由がない」など驚きの声殺到
  4. スバル『フォレスター』試乗して分かった日本車に対する本音とは…9月の試乗記ベスト5
  5. レクサスの最高峰セダン『LS』36年の歴史に幕、SNSでは「センチュリーが後継モデルに?」との期待も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る