【INDYCAR】インディもてぎ優勝の女性選手ダニカ・パトリック、今季のインディ500に“引退参戦”

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2008年のインディジャパン(もてぎ)で優勝したダニカ・パトリック=中央。
2008年のインディジャパン(もてぎ)で優勝したダニカ・パトリック=中央。 全 5 枚 拡大写真
2008年のインディもてぎ戦で優勝した女性レーサー、ダニカ・パトリックが、自身の引退レースとして今年5月の第102回インディアナポリス500マイルレース(インディ500)にエド・カーペンター・レーシングから参戦する。

1982年3月25日生まれ、今年36歳になるダニカ・パトリック(米ウィスコンシン州出身)は、史上最も成功した女性レーサーと評してもよい存在。米国最高峰のインディカー・シリーズに2005~11年にレギュラー参戦し、08年には日本のツインリンクもてぎで開催されたシリーズ戦“インディジャパン”で勝利、メジャーなオープンホイールレースにおける女性選手初優勝を飾っている。

近年のパトリックはNASCARを中心に活動。昨年11月頃から、今年のデイトナ500(NASCARスプリントカップ開幕戦)とインディ500(インディカー・シリーズ第6戦)、米国でも飛び切り大きな2つのレースを“ダニカ・ダブル”として引退参戦の舞台とする意向を示し、注目を集めていた。

長くパトリックを支えてきた米国のIT関連企業「GoDaddy」のサポートも得て、ダニカ・ダブルは実現へ。2月のデイトナ500にはシボレーのマシンで参戦した(完走ならず、リザルトは35位)。そして正真正銘の引退レースとなる5月27日決勝の第102回インディ500には、エド・カーペンター・レーシング(エンジンはシボレー)から参戦することが3月7日に正式アナウンスされた。

インディ500でのパトリックのカーナンバーは13。欧米では忌み嫌われることも多い番号だが、彼女が好んで選んだ数字とのことである。

パトリックは「私にとってたくさんの素晴らしい出来事があったインディアナポリスで、私はレースキャリアを終えます」と語り、さらに「エド・カーペンター・レーシングはインディで安定的に競争力を示しているチームですし、この素晴らしいチームでGoDaddy(のサポート)とともにインディ500でキャリアを終えられる、これ以上のことはないと思っています」と、最後になるインディ500への並々ならぬ意欲を示している。

佐藤琢磨が連覇を目指す今年のインディ500、そこにまたひとつ大きな話題が加わった。

《遠藤俊幸》

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