ジャガー初のEV『I-PACE』、アマゾン アレクサ と連携…ジュネーブモーターショー2018

自動車 ニューモデル モーターショー
ジャガー I-PACE(ジュネーブモーターショー2018) (c) Getty Images
ジャガー I-PACE(ジュネーブモーターショー2018) (c) Getty Images 全 15 枚 拡大写真

ジャガーカーズは3月6日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー2018において、ジャガー初の市販EV、『I-PACE』を発表した。

EVパワートレインは、モーターを前後アクスルに搭載し、4輪を駆動。2個のモーターは合計で400psのパワーと、71kgmのトルクを引き出す。前後重量配分は、50対50と理想的なバランスを追求。強力なモーターの効果で、I-PACEは0~100km/h加速4.8秒のパフォーマンスを実現する。

バッテリーはリチウムイオンで、蓄電容量は90kWhと大容量。1回の充電での航続は、最大480km。DC100kWの急速チャージャーを使えば、バッテリーの80%の容量をおよそ40分で充電可能。100km走行分であれば、およそ15分で充電できる。

またI-PACEには、ジャガーブランドとして初めて、新世代インフォテインメントシステムの「Touch Pro Duo」を採用。タッチスクリーン、静電容量センサー、ロータリーコントローラーを組み合わせ、直感的な操作を可能にする。新開発のナビゲーションシステムは、目的地までの経路の地形と、過去の走行履歴から得た運転スタイルなどを分析。高精度で個別の航続距離や充電状態を算出し、電欠を回避する安心の運転環境を提供する。

さらに、人工知能(AI)アルゴリズムによる「スマートセッティング」技術を採用。各ドライバーの好みを特定して、それに応じてドライビングや車内の設定を調整する。アマゾンの「アレクサ・スキル」とも連携し、ジャガー「InControl Remote」アプリに保存された情報を、アレクサが組み込まれたデバイスに尋ねることができる。

《森脇稔》

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