鈴鹿サーキットの2018年は「チャレンジしていく年」…日本GP中学生以下3000円、Spa-鈴鹿杯創設、ヒストリックF1レース開催など

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鈴鹿サーキットは2018年を「チャレンジしていく年」と位置づける。
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鈴鹿サーキットを運営する株式会社モビリティランドは10日、「鈴鹿F1日本グランプリ30回記念大会プレスミーティング」を実施。今季のF1日本GPや鈴鹿10時間耐久レースなどについての計画を発表し、2018年を「チャレンジしていく年にしたい」との意気込みを示した。

1987年を初回とする鈴鹿サーキットでのF1日本GP開催は今年2018年で30回目となる(2007~08年は富士開催)。この記念すべき年の開催(10月5~7日)に向けて、モビリティランドの山下晋社長は「過去にないスケールで、お客様の思い出に残る大会にしたい」との意欲を語り、F1主催サイドの全面的な協力も得つつ、レジェンドドライバーやレジェンドマシンを多数招聘、鈴鹿F1の30回記念大会を盛大に祝う方向性を明らかにした。

現段階でもミカ・ハッキネン、フェリペ・マッサ、ジャン・アレジらの来場が決まり、フェラーリやマクラーレン、ロータスの名車たちも日本GP期間中、連日の走行を披露することとなっている。

そして目玉となりそうなのが“価格破壊”。より多くの、それも若年層や家族にF1日本GPを楽しんでもらいたいとの意向から、中学生以下は全席3000円という破格の観戦料金が設定された(2歳以下無料)。高校~大学生もV1席においては特別料金1万円を設定。その他、レジェンドF1マシン展示エリアなどに入れる「F1インフィールド・パス」も1万円/日で新たに販売される。

チケットは全席、アニバーサリーチケットとして硬質なもので提供されるなど、様々な面で今年のF1日本GPは“記念大会化”が図られていく。

また、従来の鈴鹿1000kmレースを発展させたかたちで今年8月23~26日に初開催される「鈴鹿10時間耐久レース」についても、山下社長は「我々の目指すフルグリッド50台参集の見通しが立った」旨を語り、こちらにも一層の注力を宣言した。

鈴鹿10時間に関しては、F1ベルギーGP開催地として知られる名コース「スパ・フランコルシャン」と鈴鹿サーキットが締結した友好協定の一環として、今年のスパ24時間と鈴鹿10時間を合算した決勝周回数最上位チームに「Spa-Suzuka CUP」が授与されることも決定。チャレンジングなドライバーズコースとして世界の双璧ともいえるスパと鈴鹿、2つの「S」と、それぞれの特徴的区間でもあるオー・ルージュ(スパ)とS字(鈴鹿)をイメージした造形のトロフィーが用意されるという。

さらに、今年で4回目となるヒストリックイベント、SUZUKA Sound of ENGINE(11月17~18日)では、昨年デモンストレーションが実施されたマスターズ・ヒストリックF1の“レース”が開催されることも発表された。こちらも注目を集めそうだ。

鈴鹿サーキットでは今週末(3月10~11日)、モータースポーツシーズンの本格的な到来を告げる恒例の「モータースポーツ ファン感謝デー」を開催中。そこでもF1関連のプログラムが多数実施されており、鈴鹿F1の30回大会メモリアルイヤー、鈴鹿サーキットの“挑戦年”は早くも大きな盛り上がりを見せている。

《遠藤俊幸》

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