イードが運営する燃費管理サービス「e燃費」は3月14日、実燃費とカタログ燃費達成率の優秀車種をランキング形式で8部門表彰する「e燃費アワード2017-2018」を発表。総合部門でトヨタ『プリウス』が連覇を達成した。
今回で12回目を迎えるe燃費アワードは、イードが運営する燃費管理サービス「e燃費」ユーザーが投稿した実燃費データを元に、実燃費ランキングおよびカタログ燃費達成率ランキングを作成し、優れた数値を出した車種を表彰するもの。「総合部門」「新型車部門」「ガソリン車部門」「ハイブリッド車部門」「軽自動車部門」「輸入車部門」「カタログ燃費達成率部門」「ディーゼル車部門」の計8部門の優秀車を発表した。
現行車種（PHEVを除く）を対象とした総合部門は、ハイブリッド部門も制したトヨタ『プリウス』（24.4km/リットル）が、2期連続で1位となった。2位はスズキ『アルト』（23.8km/リットル）。そのほか、トップ10のうちハイブリッド車が7台を占め、その実用燃費の高さを証明している。
新型車部門では、昨年6月にマイナーチェンジを受けたトヨタ『アクア』（23.5km/リットル）が、2位のホンダ『フィット（ハイブリッド）』（20.5km/リットル）を抑え、トップとなった。マイチェン前のアクアの実燃費は21.9km/リットルだったことから、新型は1.9km/リットルほど実燃費が改善された。3位には、昨年7月に登場したトヨタ『カムリ』（17.5km/リットル）がランクイン。またディーゼル車であるマツダ『CX-8』が、大型SUVながら14.9km/リットルで5位となる健闘を見せた。
ガソリン車部門は、ホンダ『フィット』（16.5km/リットル）が1位。前回、前々回とスズキ『スイフト』が独占していたが、昨年1月に登場した新型が集計条件を満たさなかったためランク外に。2位にはマツダ『デミオ』（15.7km/リットル）、3位は日産『ノート』（15.5km/リットル）と、トップ3はコンパクトカーが占めた。
ハイブリッド車部門は、総合部門1位となったトヨタ『プリウス』（24.4km/リットル）が2年連続でトップ。2位はトヨタ『カローラフィールダー（ハイブリッド）』（21.6km/リットル）、3位には3年連続でホンダ『フィット（ハイブリッド）』（21.5km/リットル）がランクインした。
軽自動車部門では、3年連続でスズキ『アルト』（23.5km/リットル）が1位。2位は昨年に引き続き、ダイハツ『ミライース』（21.2km/リットル）。昨年5月に発売された新型『ミライース』は今回集計条件に満たず、ランクインを逃したが、次回はアルトの牙城を崩せるか、要注目だ。
輸入車部門では、BMW『1シリーズ（ハッチバック ディーゼル）』（16.2km/リットル）がトップとなった。2位は2年連続で、ボルボ『V40 D4』（15.7km/リットル）、3位にはBMW『2シリーズ（ミニバン ディーゼル）』（15.7km/リットル）がランクイン。世界的にディーゼルエンジンへの逆風が巻き起こっているが、輸入車部門の上位3位はクリーンディーゼル車が占める結果となった。
カタログ燃費達成率部門は、トヨタ『ランドクルーザープラド（ディーゼル）』（達成率91％）が2年連続でトップ。2位には三菱『パジェロ（ディーゼル）』（達成率90％）、3位にはトヨタ『86』（達成率83.6％）、上位3車種は前回と同じだった。
ディーゼル車部門では、マツダ『デミオ』（19.1km/リットル）が4年連続1位。以下、2位は『CX-3 XD』（17.4km/リットル）、3位『アクセラスポーツ XD』（17.3km/リットル）と、2年連続でマツダが上位を独占。さらに『アテンザセダン』『アテンザワゴン』『CX-5』もトップ10にランクインするなど、「SKYACTIV-D」の強さが証明される結果となった。
■e燃費アワード2017-2018（各部門トップ）
・総合部門：トヨタ・プリウス 24.4km/リットル
・新型車部門：トヨタ・アクア（2017年モデル） 23.5km/リットル
・ガソリン車部門：ホンダ・フィット 16.5km/リットル
・ハイブリッド車部門：トヨタ・プリウス 24.4km/リットル
・軽自動車部門：スズキ・アルト 23.8km/リットル
・輸入車部門：BMW 1シリーズ（ハッチバック、ディーゼル） 16.2km/リットル
・カタログ燃費達成率部門：トヨタ・ランドクルーザープラド（ディーゼル） 90.7％
・ディーゼル車部門：マツダ・デミオ（ディーゼル） 19.1km/リットル
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e燃費 URL http://e-nenpi.com/
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