品質データ改ざんした材料を使った車の転売価格が下落した---神戸製鋼を提訴

自動車 ビジネス 企業動向
神戸製鋼所Webサイト
神戸製鋼所Webサイト 全 1 枚 拡大写真

神戸製鋼所は、子会社とともに米国カリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所に、品質データを改ざんしていた部材を使用していた自動車の所有者らから損害賠償を求めて提訴されたと発表した。

原告は、対象製品を使用して製造された自動車のリースや購入者。本来満たすべき引張強度、厚さなどの水準を満たしていない対象製品が自動車に使用されていたことが分かっていたら自動車のリース料を支払わなかったはずで、そうした対象製品が使用されていることによって自動車の転売価値が損なわれたなどとして、黙示の品質保証違反を主張している。

原告らは、同社のほか、自動車メーカーに対して損害賠償を請求するとともに、集団訴訟とすることを求めている。訴状の中では、裁判管轄の基準額である500万米ドルを超えるとされているものの、具体的な額は明らかにしていない。

同社では3月13日現在、正式な訴状の送達を受けておらず、同社らに効力を及ぼす訴訟手続は開始していないと認識しているとしている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
  2. スズキ『ジムニー』、フランス最終モデルは55台限り…6月末に発売へ
  3. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  4. アルファロメオの新型コンパクトSUV『ジュニア』日本発売、ハイブリッド車が420万円から
  5. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る