アライメント測定1分半、BSサミットが出展したフレーム修正のためアイデアゲージ…IAAE 2018

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BSサミット(IAAE 2018)
BSサミット(IAAE 2018) 全 9 枚 拡大写真

BSサミットは、ボディショップや板金業者などが組織する業界団体。IAAE 2018では毎年加盟企業が共同でブースをだしている。スポット溶接機、フレーム修正機・冶具、板金工具など幅広い展示がまとまっている。

【画像全9枚】

イヤサカは、HUNTER社の「ホークアイ」というカメラ式のアライメントテスターをデモしていた。センサーは、複眼の測距儀のような形をしている。これを測定エリアの壁面か支柱などに取り付ける。タイヤには測定ターゲットを取り付け、センサーが内蔵した4つカメラが4輪同時に測定する。ターゲットはクランプをタイヤにひっかけてレバーで固定するが、水平になったクランプがタイヤにしっかり固定できれば位置決めを気にする必要はない。ホイール面と平行になっていればセンターは多少ずれていても問題ない。

ターゲットを装着したら位置決めをして計測スタートとなるが、計測は一瞬なのでだいたい1分半もあれば終了する。測定できる項目はトーインとキャンバー。キャスターは計測機(PC)のモニター画面をみながらステアリングを操作する必要があるので個別の測定となる。測定精度は0.1mm単位。トーインとキャンバーはすぐにレポートが出力されるので、その場で調整の提案ができる。ホークアイの特徴は、ターゲット装着が簡単なので、計測の再現性が高いことだ。

フレーム修正に関して、冶具やレーザーで測りにくい箇所を簡単に計測できるというゲージが展示されていた。「バランスゲージ」という製品で製造はエス企画(ボディーショップ佐野)。製品は、カメラの三脚のような構造を持った大きなコンパスといった形。支点が金属の球状になっている。測定したい場所の支点に磁石になった受け皿を取り付ける。受け部品は、ボディのボルトにかぶせるタイプや台座を持ったものなどが用意される。コンパス側の球状の支点を取り付け、図りたいポイントまでコンパスのもう一方を当てる。そこと対称となる位置と比較すればゆがんでいるかどうかがわかる。長さを図りたいなら、専用メジャーで測る。

ボンネットフードやドアをはずさないでも、エンジンルームのゆがみやピラー間の距離、左右の違いなどが簡単にわかる。原始的だが非常に計測の自由度が高い。

《中尾真二》

テクノロジージャーナリスト・ライター  中尾真二

アスキー(現KADOKAWA)、オライリー・ジャパンの技術書籍の企画・編集を経て独立。現在はWebメディアを中心に取材・執筆活動を展開。インターネットは、商用解放される前の学術ネットワークの時代から利用し、ネットワーク、プログラミング、セキュリティについては企業研修講師もこなす。エレクトロニクス、コンピュータのバックグラウンドを活かし、自動車業界についてもテクノロジーを中心に取材活動を行う。

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