パノラマ撮影失敗? ストレッチフェラーリ? LPガス燃料で走るなぞの1台…IAAE 2018

自動車 ビジネス 国内マーケット
“ストレッチフェラーリ”(IAAE 2018)
“ストレッチフェラーリ”(IAAE 2018) 全 11 枚 拡大写真

IAAE 2018の屋外展示で、なにか変なものを発見した。ホイールベースを延長したフェラーリ『F40』。なにゆえこんなクルマが展示されているのか。ブースはケイテックという会社。

【画像全11枚】

このF40、フロントカウルとリヤのマーカー類をみると本物にみえるが、よく見ると中身は違う。運転席はトヨタっぽい。エンジンをみると……、中身は『MR2』だ。ホイールとリアのマーカーは本物だそうだが、あとは型を起してFRPで作ったもの。ストレッチの中間部分はほぼ手作り。後部座席は他のMR2の前部座席をもってきている(なのでリクライニングする)。

非常によくできているが、最大の特徴は燃料がLPガスに改造されていることだ。

つまりこのF40はLPガス車をアピールするために作られたデモカーなのだ。ケイテックは、車両持ち込みでガソリン車をLPガス車に改造を手掛ける会社。改造は燃料タンクとその配管、インジェクションを交換すればエンジンなどの変更は必要ない。この会社ではタクシー会社、警備会社、ガス会社などの依頼を受けてガソリン車をLPガス車に改造している。

ちなみにストレッチF40といっしょに展示してあった『プレミオ』は、中古で入手したものをLPガス車に改造したもの。費用は5、60万円で可能だという。じつは、このプレミオはガソリンでも動くハイブリッド車だ。燃料の切り替えは自動的に行われる。

同社は、さらに『プリウスPHV』にLPガスでも走れるようにした車両も作っている。バッテリー、ガソリン、LPガスを満タンにすれば1000km以上無補給で走れるという。

《中尾真二》

テクノロジージャーナリスト・ライター  中尾真二

アスキー(現KADOKAWA)、オライリー・ジャパンの技術書籍の企画・編集を経て独立。現在はWebメディアを中心に取材・執筆活動を展開。インターネットは、商用解放される前の学術ネットワークの時代から利用し、ネットワーク、プログラミング、セキュリティについては企業研修講師もこなす。エレクトロニクス、コンピュータのバックグラウンドを活かし、自動車業界についてもテクノロジーを中心に取材活動を行う。

+ 続きを読む

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 光岡自動車、ノア / ヴォクシーの新型搬送車発売…機能を絞って
  2. カワサキ『Ninja H2 CARBON』2027年1月23日発売決定、国内300台予定で418万円
  3. ホンダ『ZR-V』の顔が大胆に変わる!? 2028年、大幅改良の進化ポイントは
  4. レクサス『LBX』一部改良、乗り心地の向上と新色追加…445万円から
  5. ホンダ『ヴェゼル』改良新型、快適装備を拡充…価格は277万7500円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. EU「欧州製EV」優遇へ、産業加速法を審議---売れるEVと売れないEV
  2. 全ての体格に対応する後席用新型シートベルト、ZFが2025年央発売へ
  3. スカニア、中国で新事業開発組織「VNBC」設立…電動・自動運転輸送を加速へ
  4. 【セミナー見逃し配信】※プレミアム・法人会員限定 欧州自動車産業の次の一手、欧州の現場で何が起きているのか~EV減速局面・SDV/AIへの移行・中国勢の浸透~
  5. インド国産化の進め方、事業の核の築き方【インド・新自動車大国の素顔】
ランキングをもっと見る