橋上で交通誘導を行っていた警備員、ひき逃げされて川へ転落

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橋上で行われていた工事現場にクルマが突っ込み、交通誘導を行っていた男性警備員がクルマにはねられる事故が起きた。この事故で警備員は橋から約8m下の川へ転落して死亡している。

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19日午前10時45分ごろ、群馬県桐生市内の県道に架かる橋上で、補修工事で規制されていた車線に軽乗用車が進入し、交通誘導を行っていた男性警備員に衝突する事故が起きた。警備員は弾みで橋から転落して死亡している。

群馬県警・桐生署によると、現場は桐生市琴平町付近で片側1車線の直線区間。事故当時は橋脚の補強工事が実施されており、これに伴って車線規制も行われていたが、軽乗用車は車線規制された区間に進入。その手前で交通誘導を行っていた72歳の男性警備員に衝突した。

警備員はクルマはねられた勢いで高さ約1mの欄干を乗り越え、約8m下を流れる渡良瀬川の中州部分に転落。近くの病院へ収容されたが、全身強打が原因で死亡した。クルマはそのまま逃走したが、警察では目撃されていたナンバーを元に、同市内に在住する62歳の男を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

現場は見通しの良い区間。警察の聴取に対して男は「怖くなって逃げた」などと供述しているようだ。警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。

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橋の欄干は約1mの高さがあり、普通に歩いている分には安全確保に十分な高さを有していたが、クルマにはねられ、弾き飛ばされた人はそれを越える状態で転落してしまった。警察ではクルマ側の漫然運転や前方不注視が事故につながったものとみている。

《石田真一》

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