幼稚園の送迎用ワゴン車、点滅信号を看過して出会い頭衝突

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点滅信号機の設置された交差点を進行していた乗用車と、幼稚園の送迎用ワゴン車が出会い頭に衝突する事故が起きた。この事故で園児ら14人が負傷している。

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20日午前9時15分ごろ、茨城県水戸市内の市道交差点を走行していた乗用車と、幼稚園の送迎用ワゴン車が出会い頭に衝突する事故が起きた。この事故でワゴン車に乗っていた園児ら14人が負傷している。

茨城県警・水戸署によると、現場は水戸市酒門町付近で車線区別のない幅員約4mの直線区間。交差点には1灯点滅式の信号機が設置されている。乗用車と幼稚園の送迎用ワゴン車の双方とも減速しないまま交差点へ進入。直後に出会い頭で衝突した。

衝突によって双方の車両が中破。ワゴン車に同乗していた3~5歳の園児12人と、引率していた36歳の女性教諭、運転していた小美玉市内に在住する45歳の女性が打撲などの軽傷を負った。乗用車を運転していた鉾田市内に在住する42歳の男性にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)容疑で事情を聞いている。

現場の信号機は乗用車側が黄色点滅、ワゴン車側が一時停止義務のある赤色点滅だった。警察ではワゴン車側が一時停止を怠り、交差点へ漫然進入したことが事故につながったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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現場は見通しが若干悪い交差点で、以前から出会い頭での衝突や接触が目立っている事故多発地点だという。双方ともに信号表示を軽視する状態で交差点へ進入したことが事故につながったものとみられるが、一時停止を示す赤色点滅の信号を看過し、園児が負傷する衝突事故を起こしてしまった幼稚園の送迎用ワゴン車側の責任はより重いものだ。

《石田真一》

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