プロトはベネリの4車種を参考出品、新製品も多数…東京モーターサイクルショー2018

モーターサイクル 新型車
プロト(東京モーターサイクルショー2018)
プロト(東京モーターサイクルショー2018) 全 30 枚 拡大写真
2輪用パーツや用品を幅広く手がけているプロトは今回、イタリアの2輪ブランド「ベネリ」の車種を前面にディスプレイ。あくまで参考出品とのことだが、長い伝統を持ちながら日本では見る機会がほとんどないブランドとあって、来場者の注目を集めていた。

ベネリは1911年にイタリア・ペーザロで誕生し、100年以上の歴史を持つブランド。マン島TTレースやスーパーバイク世界選手権といった世界的なレースで活躍を見せたこともしばしばだが、これまで日本に正規輸入されることはなかった。

それではなぜ、そんなベネリ車がブースを飾ることになったのか。その背景は電動アシスト自転車にある。現在のベネリは電動アシスト自転車もラインナップし、プロトが輸入元となって日本でも昨年から販売されているのだ。

プロトの近藤芳光社長によれば、3年前からベネリと技術提携を結んで商品作りに関わってきたという。ヨーロッパと日本では車両規格が大きく異なるため、日本で販売するには改修が必要。それをプロトが手がけ、その延長としてモーターサイクルも紹介できないか、ということで参考出品することが決まったのだとか。

展示されたベネリのモーターサイクルは『LEONCINO 500』(レオンチーノ500)、『TRK 502』、『302 R』、『TORNADO TNT 125』(トルネードTNT125)という4台。レオンチーノ500は500cc2気筒エンジンを搭載。シンプルなたたずまいと個性的なグラフィックを両立させたスポーツモデルだ。

TRK502は、レオンチーノ500と同じエンジンを採用したデュアルパーパスモデル。デュアルパーパスはヨーロッパで大きな市場を形成する人気カテゴリーだ。スポーティなスタイルを持つ302Rは300cc2気筒エンジンを採用し、扱いやすさも備える。トルネードTNT125は125cc単気筒モデル。アジア各国で注目を集めている。

カンファレンスでは近藤社長が「残念ながら(モーターサイクルショーの)3日間しか展示できませんが、いろいろな意見を聞き、日本市場において可能性があるならば次のステップへ進みたいと考えています」と挨拶。日本導入への期待をにじませていた。

プロトブースにはベネリ車以外にも、ユニークな商品が並べられていた。まず日本で発売されたばかりのホンダ『CB125R』は、ボルトオン装着可能なパーツでカスタマイズされている。その多くに、タイホンダが展開するカスタマイズパーツブランド「H2C」の製品を採用しているのが特徴だ。広報課広報グループの野呂広之主任によれば、プロトはH2C製品の輸入元なのだとか。

また自社ブランド製品でも新製品を初公開。オリジナルシートバッグの「IGAYA」(イガヤ)は今回が初公開となる。「社内のキャンプ好きスタッフが企画し、防水性と機能性を兼ね備えたツーリングバッグをコンセプトに開発しました」と野呂主任。大きなフラップを採用して防水性を高めているのが特徴。1泊ツーリングから長期キャンプツーリングなど用途に合わせた3サイズを6月に発売する予定という。

ハーレーダビットソン用パーツブランド「Bel-Fast」(ベルファスト)のアルミ鍛造ホイール『BG6』は、「グライド」のブランド名でカスタムホイールを手がけるアクティブとの共同開発品。6本スポークのクラシカルなスタイルと、軽量高剛性を両立させている。ライディングポジションをカスタマイズするパーツの「EFFEX」(エフェックス)では、カラフルなハンドルバーが目を引く。

プロトが輸入元となっている海外ブランドでも新製品が並ぶ。その筆頭が「K-Tech」(ケーテック)というブランドのサスペンションだ。マン島TTレースの有力チームの多くが採用しているイギリスのブランドで、日本では今回が初披露となる。レース用とストリート用を今夏から発売する予定で「カスタマイズを楽しみ、乗り心地等をステップアップさせたいと考える人に提案していきたいですね」(野呂主任)とのこと。

さらには「HEPCO & BECKER」(ヘプコ&ベッカー、ドイツ)のタンクバッグやハードケースも新作が展示されるなど、プロトの幅広い事業内容を象徴したバラエティ豊かなブースとなっていた。

《古庄 速人》

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