スズキの「聖杯」を求めて、ブースを取り囲んだ…東京モーターサイクルショー2018

モータースポーツ/エンタメ エンタメ・イベント
『ばくおん!!』の作者おりもと氏が手掛ける看板のそばに、スズキの聖杯「湯呑」はある
『ばくおん!!』の作者おりもと氏が手掛ける看板のそばに、スズキの聖杯「湯呑」はある 全 4 枚 拡大写真

スズキの熱烈ファンに密かに語り継がれている“スズキの聖杯”こと「湯呑」。大阪・東京モーターサイクルショーで年ごとに少しづつデザインや色を変えて販売。近年、その人気が高まった。

大坂モーターサイクルショーでは午前中に完売。東京モーターサイクルショーでは、スズキブースを取り囲むように買い求める人の行列ができた。そもそもは同社でひっそり売られて、社員ですら知る人が少なかったというのだが---。

「開幕と同時に入口から駆け付けてくれるお客さんも多い。特にアニメの『ばくおん!!』で、スズキ乗りにとっての聖杯と紹介されてから、ますます入手希望の方が多くて」と、語る販売会社スズキ二輪の広報担当者。

モーターサイクルショーでは、大阪も東京も販売数を決めて毎日入荷しているが、入場者数の増加もあり午前中で売り切れる状態だ。

その理由は、モーターサイクルショーなどイベント限定品であること。それが毎年、色を変えて、まるでクリスマスプレートのように集め甲斐があることだ。

この湯呑はスズキ二輪が作成し、「イベント販売用湯呑」と同社では呼んでいる。スズキの「S」をかたどったシンボルマークのまわりに、車名を車偏(へん)の漢字として文字を作り、いくつも並べたバージョンだ。例えば、車偏の旁(つくり、右側)に「三発」を縦書きして「GT380」、同じく右側に「究極」と縦書きして「はやぶさ」(隼)とフリガナを付けるなど、スズキならではの洒落が効いた当て文字が作られている。

この湯呑のベース色が、2016年は紺(Sマークが紺、Sマークが赤の2種類)、17年は青とピンク、そして今年は水色とオレンジが発売されている。

同じようなデザインで「スズキオリジナル湯呑」があるが、こちらは静岡県浜松市のスズキ歴史館で常時販売されている。違いはベース色と、底面に「復刻版」の文字が記されていること。2005年3月末から発売され、湯呑「スズキ」という商品名もある。が、残念ながら、歴史館で「イベント販売用湯呑」は買えない。そのへんも人気が高まる理由の1つかもしれない。

ちなみに、モーターサイクルショーでは『ばくおん!!』のヒロイン凛ちゃんが、文字通りの看板娘になっているが、これは毎年、作者のおりもとみまな氏が手がけるもの。関係者によると、おりもと氏は神出鬼没で、同社の各種イベントを訪れるそうだ。

2018年のイベント販売用湯呑、今のところ決まっている入手可能なイベントは、明日の東京モーターサイクルショー会場のみだ。

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「クラシックmini」がレストモッドで蘇る! 限定生産で約1490万円から
  2. いすゞ『ギガ』など大型・中型トラック1万6780台をリコール…シートサスペンション不具合
  3. 「存在感ハンパない」DSの新型フラッグシップ『N°8』が「唯一無二な印象」など話題に
  4. ケーニグセグ、1625馬力の新型ハイパーカー『サダイアズ・スピア』発表
  5. 【ダイハツ ムーヴ 新型試乗】「カッコよさ」盛り込んだ軽ハイトワゴンの逆襲…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る