SHOEI、オフロードヘルメット「VFX-WR」を6月発売 新技術投入ですべてを刷新

モーターサイクル 企業動向
SHOEI VFX-WR(ホワイト)
SHOEI VFX-WR(ホワイト) 全 12 枚 拡大写真

SHOEIは、斬新なスタイリングと高い安全性で多くの支持を得てきたオフロードヘルメットVFXシリーズの新製品「VFX-WR」を6月より発売する。

新製品は、前モデル「VFX-W」のデザインを継承しながらも、よりアグレッシブさを増し、バイザーやノーズカバーなどのパーツとシェル形状を一体化させた迫力あるフォルムとなった。後頭部のリブ形状はサイドまで拡大し、激しく動く走行時にゴーグルを固定するだけでなく、ゴーグル装着時に最適な装着位置を見つけやすくした。また、バイザーから頭頂部にかけては流れるような連続したラインを描き、新たな成型技術により進化した立体的なフォルムを実現している。

シェルには、高い弾性と引張強度を有する高性能有機繊維を採用し、効果的に積層した独自構造により高強度を実現。軽量設計で首への負担を軽減し、集中力維持にも貢献する。ベンチレーションは、従来モデルよりエアインテークを1か所、エアアウトレットを2か所追加。取り込まれた空気は衝撃吸収ライナーに設けられたエアルートを通り、ヘルメット内部の熱気の排出を促進する。

安全面では、従来のデュアルライナーを進化させた新開発の衝撃吸収構造「M.E.D.S.」を採用。M.E.D.S.は、従来の直線加速度に対する衝撃吸収性能を確保しながら、回転加速度を低減する効果を持つ。転倒時ヘルメットに衝撃が加わった際、インサートライナー中央にある突起を中心にインサートライナーがスイングすることで回転加速度を低減する効果を発揮。従来モデルと比較し、VFX-WRの回転加速度は15%減を達成している。

新設計の内装は、ソフトな被り心地と走行時の快適性を両立。3D形状のウレタンパッドが快適なフィッティングを実現すると同時に、激しいライディングアクションでもしっかり頭を支えるホールド性能を発揮する。汗の多い頬部や額部には吸水速乾生地を使用し、被り口部分には柔らかい起毛生地を使用。内装生地のハイブリッド化により、汗のべたつきによる不快感を抑え、走行時の快適な装着感とヘルメットのスムーズな着脱を両立させた。

バイザーは専用設計の「V-470」を装備。スタンダードポジションではバイザーとシェル形状が一体化し、アグレッシブなシェルデザインを引き立てる。従来通り、バイザーの角度調整も可能。バイザー中央の固定部の孔形状はスタンダードポジション部分でくびれを付け、裏面にへこみを設けることでスクリュー固定用のナットとかみ合う設計。スタンダードポジションへ調整しやすくするとともに激しいアクションでも不意にバイザーが動くことを防ぐ。

さらに口元の開口部を従来品より拡大し、それにあわせてノーズカバーも大型化。激しいオフロードライディングにおける息苦しさを軽減する。ノーズカバー内部には塵やホコリの侵入を防ぐメッシュフィルターを装備し、外側には小石などの異物の侵入を防ぐアルミのメタルメッシュスクリーンを装備。従来通りスクリュー1本で取りはずしでき、メンテナンスも容易となっている。

カラーはホワイト、ブラック、マットブラックの3色を、サイズはS、M、L、XL、XXLの4種を設定。価格は4万8000円。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.9mだが何かがおかしい…東京都小金井市
  2. マッスルカーにはやっぱりエンジン!新型『チャージャー』登場に「センス抜群!」「これなら日本でも」など反響
  3. 4億円オーバーのV12エンジン搭載「完全アナログ」なハイパーカー登場!
  4. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  5. 【ダイハツ ムーヴ 新型試乗】つい“ジャケ買い”しそうになる、プレーンな良き実用車…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る