歩行空間をデータ化するフォーマットを屋内外シームレスな内容に改訂

自動車 社会 行政
歩行空間ネットワークデータと施設データの概要
歩行空間ネットワークデータと施設データの概要 全 1 枚 拡大写真

国土交通省は27日、歩行空間の段差などの情報をデータ化する際のフォーマットを、屋内外シームレスな内容に改訂したと発表した。

国土交通省では、ユニバーサル社会の構築に向けて、車いす利用者が通行できるバリアフリールートをスマートフォンを通じてナビゲーションするなど、ICTを活用した歩行者移動支援サービスの普及展開を目指してバリアフリー・ナビプロジェクトを推進している。

こうしたサービスを実現するためには、歩行空間の段差や幅員などのバリアフリーに関する情報をデータ化する必要がある。同仕様について、2016年度は車いす使用者の通行可否などの観点から重要度に応じて必須項目を絞り込んだ。今回、屋内固有の状況を反映して屋内外シームレスな仕様に改訂した。

歩行空間ネットワークデータ整備仕様案では、歩行空間の形状に合わせてノード(点)とリンク(線)を配置し、属性として段差や幅員についての情報を持たせてデータ化した歩行空間ネットワークデータと、建物の位置に合わせてポイントを配置し、属性として建物内のバリアフリー設備の有無や種類の情報を持たせてデータ化した施設データの仕様を定めた。歩行者向けの経路検索サービスへの活用を想定したデータとしている。

今後、同仕様に基づくデータの整備・オープンデータ化を推進するとともに、データを活用したサービスの普及を推進していく。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『リーフ』新型、米国EV最安値の約440万円から…今秋発売へ
  2. 【日産 ルークス 新型】「ルークスはパイクカー」開発デザイナーが立ち返った“軽ならではのデザイン”とは
  3. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  4. 三菱『デリカミニ』がフルモデルチェンジ!「やんちゃ坊主」感アップ、走りも三菱らしく進化
  5. マセラティの最新スーパーカー『MCPURA』、北米デビュー
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る