低速から高速までの速度違反を繰り返し、約60kmを走行

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高速道路を異様に遅い速度で走行していたとして、パトカーから停止を命じられていたクルマがこれを無視して逃げ続け、今度は一転して速度超過状態で走行して前走車に追突する事故を起こした。運転していた男が逮捕されている。

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愛知県警は26日、愛知県岡崎市から三重県桑名市内までの約60kmを走行する間に速度違反を繰り返したとして、兵庫県神戸市内に在住する男を道路交通法違反(速度超過)の現行犯で逮捕した。

愛知県警・高速隊によると、道交法違反の現行犯で逮捕された男は26日の午後2時ごろから午後3時ごろに掛けての間、愛知県岡崎市付近(新東名高速道路下り線)から、三重県桑名市内(伊勢湾岸自動車道下り線)まで速度違反を繰り返した疑いがもたれている。

発端となったのは高速道路会社からの「静岡・愛知県境あたりを約20km/hで走行している車両がいる」との通報だった。これを受けた同隊のパトカーが愛知県岡崎市付近を低速で走行していた乗用車を発見。停止を指示したが、クルマはこれを無視して逃走した。

パトカーはただちに追跡を開始。クルマは度重なる指示を無視して走り続けたが、伊勢湾岸道に入ってからは一転して高速度で走行。137km/hまで加速してパトカーを振り切るような状態となった。パトカーは三重県内まで越境して追跡を行ったが、乗用車は桑名市長島町付近で渋滞中の車列に突っ込む事故を起こして立ち往生しており、運転していた62歳の男を逮捕した。被追突側、追突側の双方に人的な被害はなかったという。

警察では速度違反を繰り返した理由について男を厳しく追及。経緯について詳しく調べる方針だ。

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逮捕された男が運転していたクルマは静岡/愛知県付近から約20km/hの速度で走行していたが、道路交通法では「最低速度違反」も規定されており、高速道路の場合は渋滞などで流れが滞っているとき以外に50km/hを下回る速度で走行した場合、この規定によって違反摘発されることも。今回の場合、直接の逮捕容疑は速度超過違反となっているが、警察は最低速度違反でも調べを進めることになるとみられる。

《石田真一》

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