東レ、グループで法令違反なし 品質データ改ざん問題での調査結果

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東レは、子会社の東レハイブリッドコードでのタイヤコードの品質検査データを書き換えていたことが発覚したのを受けて実施してきたグループ全社のコンプライアンス状況の調査結果を発表した。

調査では、東レグループ全社の品質データを取り扱う社員と、その管理監督者9727人を対象に、アンケート方式で品質データに関する問題について、期間を特定せず、自分自身の問題に限らず、見聞きしたことや過去の問題、品質データの不適切な取扱いを防止するための意見や日頃の業務において改善すべきと思う点などを含め、幅広く回答を求めた。

回答が不明確なものに対しては更に詳細説明を求め、データの確認や、関係者へのヒアリングなど、追加調査して内容を精査した。この結果、法令違反や製品の安全性に影響する事案はなく、公表すべき案件はないことを確認したとしている。

また、調査の方法や内容、結果、今後実施する施策の妥当性については、有識者委員会に委嘱し、調査資料や詳細説明、委員会による関係者ヒアリングの検証の結果、妥当であるとの評価を得たとしている。

一方、同社では品質保証に関するコンプライアンス体制の強化、データ管理システムの整備、品質規格の随時点検、測定装置の維持管理強化などの施策を推進する方針。

《レスポンス編集部》

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