トヨタ 豊田社長「“トヨタらしさ”を身に付けて」…1812人迎え2018年度入社式

自動車 ビジネス 企業動向
トヨタ自動車本社(参考画像)
トヨタ自動車本社(参考画像) 全 2 枚 拡大写真

自動車メーカー各社の2018年度入社式が4月2日に一斉に行われ、トヨタ自動車では豊田市の本社・事務本館ホールに1812人の新入社員のほか、役員、労組・社員代表らが出席して開かれた。

同社が17年度に採用(中途採用者含む)したのは、事務138人、技術634人、業務54人、技能1449人など合計で2275人となっており、16年度の採用実績からは358人減少した。ただし、技術職については昨年度より5人多くしており、電動化など新技術の開発競争に備えている。また、生産現場の強化を狙って進めている技能職での期間従業員からの正社員登用は、17年度1年間で316人に達した。

会社を代表して挨拶した豊田章男社長は、「今はAI(人工知能)や自動運転の進化などクルマの定義が大きく変化している時代。クルマは次の100年もモビリティ社会の主役を張ることができるのか、誰にも分からないが、間違いないのは次のモビリティを担う者には『らしさ』が求められるということ」としたうえで、「トヨタらしさ」を「知恵と情熱で生み出した『トヨタ生産方式』と『原価低減』」と指摘した。

加えて、創業者の豊田喜一郎氏が設立当初から「運動部」を設置したことに言及し、「ネバー・ギブアップ」や「フォア・ザ・チーム」の精神も「トヨタらしさ」に重なると述べた。そのうえで、これらを行動の基本として「『トヨタらしさ』を身に付け、さらに皆さんの『自分らしさ』を味付けしてください」と訴えた。

結びでは、自動車産業の「変革の時代」を生き抜くため、新入社員とともにトヨタを「未来のモビリティ社会をもっと自由で、もっと楽しくするために闘うひとつのチームにしたい」と、呼び掛けた。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ゴミ回収箱に人が入ることは予見不能
  2. 「さすが俺達の日産技術陣!」日産の新型EVセダン『N7』にSNS反応、「カッコ良すぎないか」などデザイン評価
  3. ヤマハの125ccスクーター『NMAX 125 Tech MAX』が世界的デザイン賞、ヤマハとしては14年連続受賞
  4. ホンダ『モンキー』イベントに過去最高の550台超が集結!「自腹」でも続ける「二輪文化継承」への思い
  5. 「洗車の日」企画:ユーザーが知りたいケミカル用品と洗車機の進化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. AI導入の現状と未来、開発にどう活かすか? エンジニアの声は?…TE Connectivityの独自リポートから見えてきたもの
  2. トヨタ「GRファクトリー」の意味…モータースポーツのクルマづくりを生産現場で実現【池田直渡の着眼大局】
  3. 住友ゴム、タイヤ製造に水素活用…年間1000トンのCO2削減へ
  4. EVシフトの大減速、COP消滅の危機…2024年を振り返りこの先を考える 【池田直渡の着眼大局】
  5. 【学生向け】人とくるまのテクノロジー展 2025 学生向けブース訪問ツアーを開催…トヨタ、ホンダ、矢崎総業、マーレのブースを訪問
ランキングをもっと見る