ボッシュが後付け緊急通報装置を開発、欧州の義務化に対応…コネクトカーが救命システムの役割

自動車 テクノロジー ネット
ボッシュの後付け可能な車両用緊急通報システム
ボッシュの後付け可能な車両用緊急通報システム 全 1 枚 拡大写真

ボッシュは3月31日から、欧州で自動「eCall」(緊急通報)システムの装備が義務化され、新車(乗用車)に標準装備されたことを受けて、後付け可能な車両用緊急通報システムを開発した、と発表した。

このeCallの導入により、毎年約2500人の命が救われ、重傷者の数も約15%低減するとEU(欧州連合)は試算。コネクテッドカーは、この自動eCallシステムを通じて、今後は救命システムの役割も担うことになる。

ボッシュは「eCallプラグ」という形で、eCall後付けソリューションを開発。このプラグは、シガーライターに直接取り付けることができるのが特徴。緊急時に自動で通報を行う。加速度センサーが衝突を検知すると、緊急通報が作動。スマートフォンアプリが、車両の現在位置などの詳細な情報をセンターに送信。衝突の衝撃レベルも分析され、それに応じた措置が自動的に開始される。

衝突が中程度の場合、コントロールセンターがドライバーに直接連絡を取り、救急車やレッカー車の出動が必要かどうかを判断。ドライバーが応答しない場合は、ただちに救急隊が派遣される。

ボッシュは、車両タイプが古いため、車両が救命システムになれないという事態が発生しないよう、ボッシュはテレマティクスeCallプラグという形でeCall後付けソリューションを開発した、としている。
自動車業界で働く女性は少ない! その中で働く女性を紹介する連載企画「ホイール系女子」(仮)スタ…

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新車世界販売 ホンダ4位に転落、スズキ2位に浮上へ、2025年度下期[新聞ウォッチ]
  2. 「就職人気企業ランキング」総合トップは8年連続で伊藤忠商事、トヨタは42位に後退[新聞ウォッチ]
  3. 「日本一“ちょうどいい日産車”」小型セダン『セントラ』の進化に日本のファンも「気合い入りすぎw」と注目
  4. 小さくてびっくり! 噂のメルセデスベンツ「ベビーGクラス」、ついに実車をスクープ
  5. ジャガーの名車『Eタイプ』がベース、930kgまで軽量化した「ライトウェイトGTR」発表
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る