中央快速線E233系へのグリーン車連結は2023年度末に…先行して普通車にトイレを設置

鉄道 企業動向
E233系58編成に2両ずつ連結される中央快速線・青梅線用グリーン車のイメージ。グリーン車としては初めて側ドアが両開きとなる。
E233系58編成に2両ずつ連結される中央快速線・青梅線用グリーン車のイメージ。グリーン車としては初めて側ドアが両開きとなる。 全 3 枚 拡大写真

JR東日本は4月3日、中央快速線などへのグリーン車連結を2023年度末に開始する予定であることを明らかにした。

同社は2015年2月に、中央快速線東京~大月間、青梅線立川~青梅間にグリーン車を2020年度に導入すると発表。現行のE233系10両編成にグリーン車を2両増結することから、連結区間に該当する全44駅や車両基地を対象に、運行に必要な駅や線路、信号の改良工事が行なわれることになり、青梅線青梅駅では2014年9月にホームの増設工事が開始されていた。

しかし、昨年3月28日には「バリアフリー等の他施策との工程調整および、関係箇所との協議調整に想定以上の時間を要することが判明」したとして、工事延期を表明していた。今回の発表を受けて、JR東日本八王子支社は、2022年度の完成に向けて青梅駅のホーム増設工事を再開するとしている。

新たに連結されるグリーン車は116両で、折返しや乗降をスムーズにするため、側ドアを両開き式とし、片開き式となっている従来のグリーン車よりドア幅が490mm広い1300mmとなる。

合わせて、今年度以降から2023年度にかけては、E233系の4号車にトイレを設置する工事を順次実施。2019年度末以降、段階的にトイレの使用を開始するとしている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ベントレー史上最大のデザイン革命」初のコンセプトEVは、全長5m超えの3名乗りクーペ
  2. 公取委、ダンロップに行政処分 全天候型タイヤ「安売り阻止」疑い[新聞ウォッチ]
  3. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  4. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  5. まさに水上のスポーツカー!ブラバスの「電動ジェットボード」登場、世界77台限定で340万円
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る