ホンダ・センシング、事故で負傷するリスクを28%低減…米調査

自動車 テクノロジー 安全
ホンダ・アコード・ハイブリッド 新型
ホンダ・アコード・ハイブリッド 新型 全 3 枚 拡大写真

ホンダの米国法人、アメリカンホンダは4月10日、先進運転支援システム(ADAS)の「ホンダ・センシング」の効果に関して、米調査団体のデータを公表した。

画像:主なホンダ・センシング搭載車

ホンダ・センシングは、ミリ波レーダーと単眼カメラによる車両前方の状況認識とブレーキ、ステアリングの制御技術が協調することで、運転や事故回避を支援する先進運転支援システム。最新のシステムには、衝突軽減ブレーキシステム(CMBS)、車線逸脱警告、アダプティブクルーズコントロール、交通標識認知機能、レーンキーピングアシスト、前方衝突警告などが用意される。

ホンダ・センシングは米国では2014年10月、『CR-V』から搭載を開始。日本では2015年1月、『オデッセイ』から導入を開始した。

今回、アメリカンホンダは、ホンダ・センシングの効果を、保険データの科学的研究に取り組む米国の調査団体、HLDIのデータを引用して発表。それによると、ホンダ・センシング搭載車は、非搭載車と比較して、事故の際の車両保険の支払い額が平均379ドル(約4万円)減少したという。

また、他の車両への損害や、その他の財産に対する賠償請求件数は、ホンダ・センシング非装着車と比較して、およそ11%減少。また、ホンダ・センシング搭載車は、事故の際に他車の乗員や歩行者を負傷させるリスクを、およそ28%減少させたという。

アメリカンホンダは、「ホンダ・センシングは、事故の直前に車両を減速させることができる。スピードが低下すると、負傷するリスクが少なくなる可能性が高まる」としている。
発売されたばかりのホンダ『ゴールドウイングツアー』の報道試乗会が静岡県静岡市…

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. シトロエンの超小型EV『アミ』、初のマットブラック仕様「ダークサイド」登場…約157万円から
  3. 話題の日産の新型セダン『N7』がお目見え! 日本導入に期待せざるを得ない…ジャパンモビリティショー2025
  4. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  5. ルノー『クリオ』新型、フランスで受注開始…約350万円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る