職務質問されていた男がパトカーを乗っ取って暴走

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窃盗事件に関与した疑いがあり、パトカーの後部座席で職務質問を受けていた男が強引に運転席側へ移動し、パトカーを乗っ取る事件が起きた。暴走したパトカーは電柱に衝突し、男は公務執行妨害の現行犯で逮捕されている。

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11日午前4時40分ごろ、大阪府大阪市東淀川区の市道で、パトカー車内で職務質問されていた男が一時的に車両を乗っ取り、パトカーを暴走させる事件が起きた。パトカーは電柱に衝突して損壊。警察は男を逮捕している。

大阪府警・生野署などによると、大阪市生野区内でバイクの窃盗事件が発生し、この事件の容疑者とみられる29歳の男を東住吉区北田辺4丁目付近の市道で発見。路上に止めたパトカーの後部座席でこの男に対する職務質問を行っていたところ、男は運転席に乗り込み、そのままパトカーを発進させた。

パトカーは約30mに渡って暴走したが、最終的には電柱に衝突する状態で停止。後部座席で職務質問を実施していた34歳の男性巡査長が打撲などの軽傷を負った。男も足などを負傷したが、警察は窃盗と公務執行妨害の現行犯で逮捕している。

事故を起こしたパトカーには同署員2人が乗車して現場まで来ていたが、事故当時もう1人の警官は車外に出ていたという。エンジンは掛かったままの状態だった。逮捕された男はパトカーを暴走させたことを認めており、警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。

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職務質問の時点では任意聴取ということもあり、男は身柄拘束をされた状態ではなかったとみられる。運転席に乗り込んで、パトカーを乗っ取ろうとすることは想定外だったかもしれないが、その想定外が実際に起きてしまった。
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《石田真一》

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