四国の阿佐海岸鉄道がDMVの愛称とデザインを募集---2020年までの運行開始に備える

鉄道 企業動向
デザインは、これらのボディーカラーの中から3両それぞれに1色ずつ選び、基調の色とする。
デザインは、これらのボディーカラーの中から3両それぞれに1色ずつ選び、基調の色とする。 全 2 枚 拡大写真

徳島県海陽町の海部駅と高知県東洋町の甲浦(かんのうら)駅を結ぶ、阿佐東線を運営する阿佐海岸鉄道は、2020年までの運行開始を予定しているDual Mode Vehicle(DMV)の愛称とデザインを募集している。

DMVは、2004年にJR北海道が開発した鉄道と道路の双方を運行できる車両で、2008年にかけて3次にわたり試作車が登場したが、2015年にはJR北海道としての実用化が断念されていた。

しかし、阿佐海岸鉄道では、2011年からJR北海道の協力により実証実験が開始されており、2017年2月には、2020年に向けての実用化が、関係自治体からなる「阿佐東線DMV導入協議会」で決定。DMV初の営業運行へ向けての道筋がつけられた。

計画では、定員20~30人程度の車両を3両導入することになっており、今回、その愛称とデザインのそれぞれについて、3両分を1応募として募集している。

作品には「次世代の乗り物『DMV』をPRでき、夢や希望を感じさせるもの」「阿佐東地域のイメージをアピールできるもの」「幅広い年代に親しみを感じさせるもの」とした3点の要素が必要。

愛称、デザインとも、本作品のほかに200字以内のコンセプトが必要で、デザインのコンセプトは3台共通のものでも可能。

応募は郵送またはメールで受け付ける。郵送の場合は、阿佐海岸鉄道「DMVデザイン募集係」まで。締切は5月31日(消印有効)。

メールの場合は、6月1日0時受信分までが有効となる。応募用紙は阿佐海岸鉄道のウェブサイトに用意されている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  2. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  3. 『ジムニー/ジムニーシエラ』のコックピットをかっこよく進化! 簡単取付けのデジタルメーターが新発売
  4. 2031馬力をMTで操る!? 世界に1台のハイパーカー『ヴェノムF5』が爆誕
  5. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る